お口の知識
矯正治療中は口内炎ができやすい?!口内炎の種類や対処法・予防法とは
2022.04.04
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
「矯正治療中に口内炎ができて、痛くて耐えられない」「矯正治療は口内炎ができやすいって本当?」など、矯正治療での口内炎について疑問や、対処法などはないのかと調べている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、矯正治療中にできやすい口内炎の特徴や対処法、予防策までをご紹介していきます。
また矯正治療中の口内炎が心配な方には、「マウスピース矯正」もおすすめです。おすすめする理由についてもあわせてご紹介していきますので、矯正中の口内炎のことでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
矯正治療中にできやすい口内炎の種類や症状は?
矯正治療中にできやすい口内炎には、いくつか種類があります。ここでは矯正治療中にできやすい以下の3つの口内炎について紹介していきます。
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①カルタ性口内炎
「カルタ性口内炎」は、矯正装置の物理的刺激によってできる口内炎です。
原因は?
舌や口の粘膜に矯正器具があたることが原因で、主に口腔内にワイヤーやブラケットなどを装着する「ブラケット矯正」をしている場合に起こりやすいです。
たとえば、ブラケット矯正装置の一部が歯茎に食い込んだり、ワイヤーが飛び出して頬にささったり、さらには舌側矯正で歯の裏側の装置と舌がこすれたりなど、さまざまな原因によって「カルタ性口内炎」ができる可能性があります。
とくに矯正治療をはじめたばかりの頃は、凸凹の歯並びによって装置が粘膜にあたりやすくなるため、「カルタ性口内炎」ができやすくなります。
どんな見た目?
粘膜に炎症が起きて赤く腫れ、赤い斑点や水疱ができることもあります。口内炎の境界線が不明瞭な口内炎です。
症状は?
通常であれば、口内炎の原因となっている部分(飛び出したワイヤーや粘膜に強くあたっている装置部分など)を改善することで、数日で治ることがほとんどです。
②アフタ性口内炎
口内炎ではおなじみの「アフタ性口内炎」も、矯正治療中にできやすい口内炎の一つです。
原因は?
ストレスや疲労、睡眠・栄養不足などが原因でできやすくなります。これらは日常生活の乱れによってもできますが、矯正治療中は装置をつけていることによる痛みや違和感による「ストレス」や、食事のしにくさにより食べるものが偏り栄養不足になることも原因になると考えられます。
どんな見た目?
見た目は丸く、赤く縁どられた白い口内炎で、大きさは数mm程度です。
症状は?
通常、1~2週間程度で治りますが、もしなかなか治らない場合や大きくなるような場合は、全身疾患や癌など他の病気が原因の可能性も考えられます。その場合は、早めにご相談ください。
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「口内炎」以外にも、歯茎にできものができていて痛みがでるケースもあります。お子さんのお口のなかに痛みがある場合は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。 |
③アレルギー性口内炎
金属アレルギーがある方は、「アレルギー性口内炎」になる可能性があります。
原因は?
金属アレルギーになりやすい「ニッケル」「コバルト」「パラジウム」「クロム」などの金属で作られた装置を使用することが原因になります。ブラケット矯正では「ステンレス」や「ニッケル」などが使用されることが多いため、金属アレルギーが発症する可能性があります。
どんな見た目?
ブラケット矯正に使用する装置(ワイヤー・ブラケットなど)の金属に反応して、接触している部分やその周囲が赤く腫れるのが特徴です。
症状は?
口の中以外でも、手や足が腫れたり、かゆくなったりする場合もあります。アレルギー性口内炎を起こさないようにするためには、ブラケット矯正では「セラミックブラケット」や、比較的金属アレルギーが起こりにくいとされている「チタン製のワイヤー」などを使用するといいでしょう。
もしくは金属を使用しない「マウスピース矯正」もおすすめです。
矯正治療中に口内炎ができたときの対処法
では、もし矯正治療中に口内炎ができてしまったら、どうしたらいいのでしょうか?一度口内炎ができてしまうと、治るまではしばらくつらいですよね。
ここでは、矯正治療中に口内炎ができてしまった際の対処法について紹介していきます。
①矯正用ワックスを装置につける
矯正装置が原因の「カタル性口内炎」であれば、「矯正用ワックス」の使用が有効です。粘膜とのあたりが強くなっている矯正装置部分をワックスで覆い、口内炎への刺激を軽減するとともに、再発予防にも効果が期待できます。
ほとんどの場合、矯正治療をしている歯科医院で購入することができるので、まずは担当歯科医師やスタッフさんに相談してみましょう。
②担当医師に矯正装置を調整してもらう
口腔内に装置をつける場合、少なからず痛みや違和感を伴うことはありますが、生活に支障が出るほどの強い痛みがある場合には、矯正装置自体を調整することもあります。
矯正用ワックスを使用しても我慢できないほど痛みがある場合には、一度歯科医院へ相談してみましょう。
③歯科医院で口内炎の薬を処方してもらう
口内炎ができた場合、歯科医院で口内炎の症状を和らげるための軟膏を処方してもらうこともできます。また歯科医院によっては歯科用レーザーを使用して、口内炎の痛みを取り除くこともあります。
④刺激の強い食事を避ける
刺激の強い食事を摂ると口内炎の悪化を招きやすいため、食事にも気を付ける必要があります。たとえば、
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などが挙げられます。また粘膜の正常な状態を保ち、新陳代謝を助ける作用のあるビタミンB群を消化の際に多く消費する「糖質の多い食べ物」「アルコール」なども控えておくことも大切です。
矯正治療中の口内炎を予防する方法
矯正治療中には、矯正装置がお口の中に入るため「口内炎」が普段よりできやすい状態でもあります。そのため普段からなるべく口内炎ができないように、予防しておくことが大切です。
①食事のバランスに気をつける
矯正装置による「カタル性口内炎」は食事だけでは防ぎにくいですが、「口内炎予防のための栄養素」や「お口の粘膜を強くする栄養素」などを積極的に摂り、口内炎ができにくい身体作りをしておくことも大切です。
★摂っておきたい栄養素★
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また、ビタミンBやビタミンCを効率良く摂取できる「サプリメント」を取り入れるのも効果的です。
②身体の免疫力を高めておく
規則正しい生活を心がけ、適度な休息や、十分な睡眠をとることも意識して、身体の免疫力を高めておくことも大切です。免疫力が下がれば、お口の中のちょっとした傷から口内炎ができやすくなってしまいます。
また口内炎の原因として「ストレス」も挙げられるため、リラックスできる時間を持ち、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
③口の中を清潔に保つ
じつは口の中には数百種類の菌が存在しています。お口の中が不潔な状態だと、菌が増殖して口内炎が長引いたり、悪化したりする可能性があります。普段から歯磨き等のセルフケアを丁寧に行い、口の中を清潔に保っておくことも大切です。
口内炎や金属アレルギーが心配なら!マウスピース矯正がおすすめ
今回ご紹介した矯正治療中にできやすい「カルタ性口内炎」や「アレルギー性口内炎」などの口内炎は、ほとんどの場合「ブラケット矯正」の際にできやすくなります。
「矯正治療中の口内炎による痛みや、金属アレルギーが心配……」という方は、歯全体を滑らかなマウスピースが覆って、矯正装置が口腔の粘膜を傷つけることがない「マウスピース矯正」がおすすめです。
透明なマウスピースなので目立ちにくく、歯を動かす際の痛みが少ないのも大きなメリットです。さらに取り外し式なので、食事や歯磨きもしやすいのも特長の一つです。
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インビザラインとは?おすすめの人やメリット・デメリットを紹介 |
まとめ
矯正治療中には、装着する矯正装置によっては「口内炎」ができやすくなることがあります。そのため、気持ちよく矯正治療を進めていくには、普段からお口の中に「口内炎」ができにくい身体作りをしておくことも大切です。
また口内炎や金属アレルギーが心配な方には、マウスピース矯正もおすすめです。当院でも世界で1100万人を超える患者さんが治療を受けている、マウスピース矯正「インビザライン」による矯正治療が受けられます。
はる歯科クリニックでは、さらにこのマウスピース矯正に歯並びを悪くした原因から改善する「トレーニング」を併用しています。これは「後戻りがしにくく治療が早く進む」というメリットも得られます。
もしマウスピース矯正の歯列矯正に興味がある、という方はぜひ一度はる歯科クリニックへご相談ください。
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はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀
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