噛んで食べる力を育む☆離乳食支援ガイド
2016.5.27
ミルクから離乳食に移行する時期は、赤ちゃんが初めて食べ物を受け入れる大切な期間です。
哺乳反射による動きがなくなってきたら、離乳食を開始しましょう。
《生後5、6ケ月頃》
●離乳食の開始
口に入った食べ物を嚥下反射(飲み込む)が出る位置まで送ることを覚える。
スプーンに口を入れても押し出すことが少なくなる。
☆支援のポイント
・赤ちゃんの姿勢を少し後ろに傾けるようにする。
・口に入った食べ物が口の前から奥へと少しずつ移動できるよう、滑らかにすりつぶす。
(ポタージュくらいの状態)
《生後7、8ケ月頃》
●前歯が生え始める時期(平均)
下の歯:男子8ヶ月±1ケ月 女子9カ月±1ケ月
上の歯:男女10ケ月±1ケ月
☆支援のポイント
・平らなスプーンを下唇にのせ、上唇が閉じるのを待つ。
舌でつぶせる硬さ(豆腐くらいが目安)
・つぶした物をひとまとめにする動きを覚え始めるので、飲み込みやすいようにとろみをつける工夫も必要。
《生後9~11ケ月頃》
●前歯が生えるにしたがって、前歯でかじりとって、ひと口の量を学習していく。
(前歯が8本生えそろうのは、1歳前後)
☆支援のポイント
・丸(くぼみ)のあるスプ―ンを下唇の上にのせ、上唇が閉じるのを待つ。
軟らかめのものを前歯でかじりとらせる。
・歯ぐきで押しつぶせる硬さ(指でつぶせるバナナくらいが目安)。
《生後12~18ケ月頃》
●奥歯が生え始める時期(平均)
下の歯:男子1歳4ケ月±2ケ月 女子1歳5ケ月±1ケ月
上の歯:男女1歳5ケ月±1ケ月
(奥歯が生えそろうのは、2歳6ヶ月~3歳6ヶ月頃)
☆支援のポイント
・手づかみ食べを十分にさせる。
・歯ぐきで噛み潰せる硬さ(肉団子くらいが目安)。
はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀
はる歯科クリニックです! 当院は『お口の中から全身の健康へ』を理念とし、 来院してくださる患者さまの虫歯や歯周病を治すだけでなく、そうならないための健康教育、 生涯の健康管理パートナーとしてお付き合いさせていただきたいという思いで日々診療を行なっております。 お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。