乳歯の虫歯予防は徹底的に!!
2016.9.2
むし歯の先進国であるフィンランドには、5歳以下でむし歯のある子はほとんどいません。
その指導の柱となっているのが「歯磨き」「正しい食生活」「健診」「フッ素」「キシリトール」の5つです。
また、ミュータンス菌の感染にも注意しましょう!!
《歯磨き》
歯磨きは、むし歯予防には欠かせません。
毎日きちんと磨くことで、むし歯菌のかたまりであるプラークを取り除き、口の中を清潔にしましょう。
仕上げ磨きは、子どもが小学生のうちは続けましょう。
《正しい食生活》
食生活は、甘い物のとり方が大事です。
食後のデザートとしてたっぷり食べ、ダラダラ少しずつ食べる習慣はなくしましょう。
また、唾液が多いとむし歯になりにくいので、野菜スティックやアーモンドなどの「よく噛む」メニューを食事に取り入れましょう。
ダラダラ食べはNGです!
《健診》
健診もかかせません。
初期のむし歯はお母さんにも気づきにくいもの。
定期的に歯科医院に通う習慣をつけましょう。
《フッ素》
フッ素は、エナメル質を強化して守ってくれる「歯の鎧」のようなもの。
初期のむし歯を修復してくれたり、むし歯の働きを弱める力もあります。
フッ素入りの歯磨き剤を使いましょう。
《キシリトール》
キシリトールは、天然素材の甘味料。
悪玉むし歯菌であるミュータンス菌の活動を抑え、唾液の分泌を促す働きが期待できます。
食後にキシリトールガムやタブレットをとる習慣があるといいですね!
☆ミュータンス菌の感染に注意☆
お菓子などの糖分が歯を溶かしている…と思っている人も多いようですが、糖分はむし歯菌のえさに過ぎません。
口の中にいるむし歯菌が、むし歯の原因なのです。
なかでも強力なむし歯菌が「ミュータンス菌」です。
生まれたての子どもには全くありませんが、日本人では大人の約90%が持っています。
ミュータンス菌はだ液を通して母子感染することが多いので、親子っスプーンやコップの使いまわしは避けましょう。
参考:わかば出版「歯並びのよい子に育てるために」
はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀
はる歯科クリニックです! 当院は『お口の中から全身の健康へ』を理念とし、 来院してくださる患者さまの虫歯や歯周病を治すだけでなく、そうならないための健康教育、 生涯の健康管理パートナーとしてお付き合いさせていただきたいという思いで日々診療を行なっております。 お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。