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母乳で虫歯になる?ならない?ママが知っておきたい授乳中の予防法とは

2025.12.09

はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀

母乳で虫歯になる?ならない?ママが知っておきたい授乳中の予防法とは

こんにちは!

神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。

 

「母乳をあげていると赤ちゃんが虫歯になりやすいの?」と、心配しているママさんも多いのではないでしょうか。

母乳は赤ちゃんにとって欠かせない栄養ですが、虫歯との関係についてはネット上でもさまざまな情報があふれ、何を信じて良いのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、小児歯科のはる歯科クリニックが、「母乳と虫歯の関係」についてわかりやすくお話ししていきます

授乳中に気をつけるポイントなどもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ママも赤ちゃんも安心して笑顔で過ごせるよう、一緒に正しい知識を身につけていきましょう!

 

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母乳は虫歯になりやすい?ならない?どっちが本当?

母乳は虫歯になりやすい?ならない?どっちが本当?

母乳は赤ちゃんにとって欠かせない大切な栄養で、免疫をサポートしたり、健やかな成長を助けてくれるものです。

しかし一方で、「母乳をあげていると虫歯になりやすいって聞いた…」と不安に思っているママも多いのではないでしょうか?

結論からいうと、母乳そのものが直接、虫歯の大きな原因になることはほとんどありません

確かに、母乳に含まれる「乳糖」という糖質は、虫歯菌のエサになりますが、虫歯リスクが高いと言われる砂糖(ショ糖)のように、歯に強くくっつくネバネバの「不溶性グルカン」を作り出すことはできません。そのため、母乳を飲んだとしても歯の表面には細菌がたまりにくいのです。

また、乳糖が分解されると酸はできますが、ショ糖に比べて酸の強さ(pH)は弱く、歯を溶かしてしまうほどの強い酸性にはなりにくいとされています。

さらに、母乳にはラクトフェリンという、頼もしい成分も含まれています。ラクトフェリンは母乳に多く含まれるタンパク質で、抗菌作用があり、虫歯菌の増殖を抑えたり、プラーク(歯垢)のベタつきを弱めてくれる働きがあります。

このように、母乳自体には虫歯を防ぐ働きもあるのですが、授乳や離乳食、おやつなどの与え方やタイミング、日ごろの口腔ケア次第で、虫歯のリスクは大きく変わってくるのも事実です。

次の章では、どんなときに母乳で虫歯になりやすくなるのか、具体的にお話ししていきますね。

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母乳で虫歯になるリスクが高まる3つの原因

母乳で虫歯になるリスクが高まる3つの原因

母乳自体は虫歯のリスクが低いものの、授乳や離乳食、おやつなどの与え方やタイミング、口腔ケアの状態によっては虫歯ができやすくなることもあります。

ここでは、とくに注意したいことについて具体的に見ていきましょう。

1.夜間の授乳は虫歯リスクを高める

夜、赤ちゃんが寝ている間は唾液の量がぐっと減ります。唾液は口の中の酸を中和する大切な役割を持っているので、唾液が減ると酸がたまりやすくなります

母乳に含まれる乳糖は虫歯菌のエサにはなりますが、ショ糖ほど強い酸をたくさん作るわけではありません。とはいえ、いくら乳糖の酸が弱いとはいえ、唾液の量が少なくて酸を洗い流せない状態が続くと、その酸でも歯の表面が徐々に溶けてしまうリスクが高まります。

そのため、夜間の授乳は、虫歯リスクを高めてしまう可能性があります

2.「甘いおやつやジュース+母乳」の組み合わせが虫歯を加速

母乳に含まれる乳糖は、単独では酸を作る力が弱く、虫歯のリスクは比較的低いとされています。

しかし、市販のお菓子やジュースに多く含まれるショ糖は、虫歯菌のエサとなり、「不溶性グルカン」というネバネバした物質を作り出します

この不溶性グルカンは歯の表面にバリアのようにこびりつき、その中で虫歯菌が乳糖やショ糖などの糖を分解して酸を出し続けます。

この不溶性グルカンのバリア内で、酸が長時間歯に触れることで、歯の表面が溶けやすくなり、虫歯が進行しやすくなるのです。

つまり、ショ糖を多く含む甘いものを頻繁に摂っている場合は、比較的リスクの低い母乳の乳糖も虫歯菌のエサとなり、虫歯のリスクを一気に高めるため注意が必要です。

3.口腔ケアが不十分

赤ちゃんの歯が生えはじめたら、やわらかい歯ブラシやガーゼで、やさしくお口の中を清潔に保ってあげましょう。

虫歯菌はショ糖を使ってネバネバとしたグルカンを作り、歯の表面に強く付着します。このネバネバのバリアがあると、母乳の乳糖も酸を作るエサになり、細菌の活動をさらに活発化させてしまいます

そのため、虫歯菌の繁殖を防ぐには、歯の表面にネバネバとした汚れがたまらないように、毎日の丁寧な口腔ケアが欠かせません

 

授乳中にできる虫歯予防のポイント

授乳中にできる虫歯予防のポイント

虫歯を防ぐためには、日々の生活習慣や口腔ケアの工夫がとても大切です。

授乳中でも実践しやすい対策を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

授乳後はなるべく口の中を清潔に保つ

授乳後は、母乳に含まれる乳糖が口の中に残りやすく、虫歯菌のエサになってしまいます。とくに夜間は唾液の分泌が減り、口の中の汚れや酸を洗い流す力が弱くなります

そのため、授乳後はガーゼややわらかい歯ブラシで赤ちゃんの歯や口の中を優しく拭き取り、清潔に保つことが重要です。

このケアをするだけで、虫歯菌の活動を抑え、虫歯の発生を防ぐことにつながります。毎日の習慣にして、赤ちゃんの健康な歯を守りましょう!

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甘いおやつや飲み物は控えめに

ジュースやお菓子などの甘いものは、虫歯の原因になりやすいです。

とくに、ショ糖がたくさん入ったものをだらだらと与えるのは控えて、与えるときも時間を決めるのがおすすめです。

定期的に歯科検診を受ける

乳歯が生えはじめたら、できるだけ早い段階で歯医者さんに相談するのがおすすめです。

歯やお口の状態をチェックしてもらえるのはもちろん、正しい歯磨きの方法や、離乳食の進め方、虫歯予防に効果的な方法をアドバイスしてもらえるなど、プロのサポートを受けることができます。

はる歯科クリニックなら、0歳の赤ちゃんからお口のチェックも受けられますので、「まだ歯医者さんは早いかな?」と迷わず、気になることがあれば、いつでも当院へお気軽にご相談くださいね!

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まとめ

まとめ

母乳は赤ちゃんにとって大切な栄養源であり、正しいケアを心がけていれば、過度に虫歯を心配する必要はありません。

ただし、夜間授乳や甘いおやつとの組み合わせ、口腔ケア不足が重なると、母乳に含まれる乳糖も虫歯のリスクを高めてしまうことがあります

はる歯科クリニックでは、0歳から通える小児歯科として、赤ちゃんのお口や体の健康をトータルサポートしています

気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。ママと赤ちゃんが安心して過ごせるよう、私たちがしっかりサポートします!

 

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