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お口の知識

哺乳瓶と虫歯の関係|赤ちゃんの歯を守るために今すぐできること

2024.10.08

はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀

哺乳瓶と虫歯の関係|赤ちゃんの歯を守るために今すぐできること

こんにちは!  

神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。  

 

哺乳瓶は赤ちゃんが成長するにあたり欠かせないアイテムの一つですが、その使い方によっては虫歯のリスクを高めてしまうことがあります。  

この記事では、哺乳瓶と虫歯の関係や、哺乳瓶による虫歯を予防するための具体的な対策について詳しくご紹介します。  

 

お子さんの健康な成長を守るために、ぜひこの記事を参考にしていただき、はる歯科クリニックと一緒にママさんの不安や疑問を解消していきましょう!

 

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哺乳瓶う蝕(虫歯)とは

哺乳瓶う蝕(虫歯)とは

「哺乳瓶う蝕(ほにゅうびんうしょく)」という言葉を耳にしたことはありますか?  

う蝕とは虫歯のことで、その中でも哺乳瓶の使い方が原因で発生する虫歯のことを「哺乳瓶う蝕」と呼びます。  

とくに、上の前歯に広範囲の虫歯ができるのが特徴で、症状が進行すると奥歯にも虫歯が及ぶこともあります。

 

哺乳瓶は赤ちゃんの成長において欠かせない道具です。

しかし、正しく使用しなければ哺乳瓶う蝕がどんどん進行し、虫歯でお子さんの歯がボロボロになってしまいます。

哺乳瓶う蝕の主な原因

甘いお菓子を完全に避けるのは難しいから…食べる時間に気をつけて!

では、どういった哺乳瓶の使い方をすることで、虫歯になってしまうのでしょうか?

 

じつは、哺乳瓶を使うこと自体が必ずしも虫歯につながるわけではありません。

しかし、離乳食が始まり、1歳から1歳半を過ぎても哺乳瓶で甘い飲み物を与え続けると、虫歯のリスクが高くなる可能性があります。

 

その理由は、哺乳瓶で糖分を含む飲み物を与えると、飲み物が歯全体に長時間触れるうえ、少量ずつ飲むことが多いことから糖分が歯に付着する時間が長くなるためです。この状況が頻繁に繰り返されることで、虫歯が発生しやすくなります。

 

とくに夜間は唾液の分泌量が減少し、歯を保護する力が弱まりやすくなります。寝かしつけの際に哺乳瓶で甘い飲み物を飲ませ、そのまま眠ってしまうと、歯に付着した糖分が虫歯菌を活発化させ、虫歯のリスクがさらに高まってしまいます

哺乳瓶う蝕のリスクを減らす方法

哺乳瓶う蝕のリスクを減らす方法

哺乳瓶による虫歯を防ぐためには、日常生活の中で以下のポイントに注意を払いましょう。

1. 哺乳瓶に入れる飲み物に気をつける

哺乳瓶に入れる飲み物は、ジュースやイオン飲料、乳酸菌飲料など糖質を含むものは避けることが大切です。

哺乳瓶は飲み物をこぼさずに与えられる便利な道具で、とくに寝かしつけに役立つかもしれません。しかし、糖分を含む飲み物を哺乳瓶で与えると虫歯のリスクが高まります。これを防ぐためにも、無糖のお茶や水を選んで与える等の工夫が必要です。

さらに、哺乳瓶の使用は1歳から1歳半頃を目安に卒業することが推奨されています。長期間、哺乳瓶を使い続けると、哺乳瓶う蝕のリスクだけでなく、歯並びへの影響が出ることもあります。お子さんの成長に合わせて、少しずつコップに移行する練習を始めるようにしましょう。

2. 甘いもの好きに育てない

糖質を摂取する頻度が高くなるほど、虫歯のリスクは増加します。虫歯を予防するためには、哺乳瓶での甘い飲み物を控えるだけでなく、日頃から甘い味に慣れさせないことが重要です。甘いものを与える頻度を少なくすることで、虫歯予防につながります。

離乳食やおやつの際にも、できるだけ糖分が多い食品を避け、栄養バランスを考慮したメニューを取り入れましょう

おやつにはチーズやヨーグルト、野菜スティックなどを選ぶことで、甘いものの摂取を控えるだけでなく、成長に必要な栄養もしっかり補えます。

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3. 前歯が生えたらお口のケアをスタート

前歯が生え始めたら、早めにお口のケアを始めることが大切です。夜の授乳後には、濡らしたガーゼで歯を優しく拭いて、口内を清潔に保つ習慣を取り入れましょう。これにより、口腔内が酸性の状態で長時間放置されるのを防ぐことができます。

歯の表面を清潔にするため、ガーゼや柔らかい歯ブラシを使って、1日1回は丁寧に拭き取ることを心がけてください。また、赤ちゃんは大人の行動を真似したがる時期でもあるので、親が歯磨きをしているときに赤ちゃんにも歯ブラシを持たせると興味を持ちやすくなります。

さらに、歯が生える前からも唇や歯茎に触れたり、マッサージすることで、お口のケアに慣れさせることができます。これらの習慣を楽しみながら取り入れることで、スムーズに歯磨きを習慣化していきましょう。

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4. 家族全員で虫歯予防を心がける

赤ちゃんへの虫歯菌の感染を防ぐためには、家族全員が口腔ケアに取り組むことが大切です。とくに、大人が虫歯を治療し、健康な口腔環境を維持することで、赤ちゃんへの虫歯菌の移行リスクを減らすことができます。

家族全員で定期的に歯科検診を受け、日々の歯磨きや口腔ケアを徹底することで、赤ちゃんの歯の健康を守る環境を整えましょう。

5. 早めに小児歯科で相談を

哺乳瓶による虫歯が心配な場合は、放置せず早めに歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

哺乳瓶う蝕は、放置すると前歯を中心に複数の歯に急速に虫歯が広がる恐れがあります。進行する前に歯科医に診てもらい、適切な食事指導やケア方法を学ぶことで、大切な歯を守ることができます

はる歯科クリニックのベビーデンタルでは、生後0歳から通うことが可能です。哺乳瓶う蝕の予防だけでなく、母乳や離乳食の進め方についてのアドバイスや、顎の成長や口腔機能の発達をサポートするための正しい姿勢や遊び方の指導も行っています。

お子様の虫歯予防や健やかな成長について気になることがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。お子様の歯と身体の健康を全力でサポートいたします。

まとめ

まとめ

哺乳瓶う蝕は、親御さんのちょっとした意識と工夫で防ぐことができます。哺乳瓶の使い方や飲み物の選び方、日々の生活習慣を見直すことで、虫歯のリスクを大幅に減らすことが可能です。

さらに、家族全員で虫歯予防に取り組むことや、歯が生え始めたらガーゼや柔らかい歯ブラシでケアを始めること、そして定期的に小児歯科で検診を受けることも大切です。

赤ちゃんの笑顔と健康を守るため、今日からできることを一緒に始めてみませんか?

 

 

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