お口の知識
歯に良いお菓子を選ぼう!虫歯になりにくいおやつ選びでママに知って欲しいこと
2024.09.24
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある「はる歯科クリニック」です。
お子さんのおやつ、どう選んでいますか?
「おやつ」と聞くと甘いお菓子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?じつは、このおやつ選びが、お子さんの歯の健康や顎の成長に大きな影響を与えることをご存じですか?
虫歯予防や顎の健やかな成長をサポートするには、おやつ選びにちょっとした工夫が必要です。ですが、コンビニやスーパーに並ぶ子どもが好きそうなあま~いおやつを全く食べない生活をすることはかなり難しいですよね…。
だからこそ「どんなおやつをどう選ぶか」だけではなく、「甘いお菓子を食べるときに気をつけたいこと」も知ることが大切です!
そこで、今回は子どもの歯に良いおやつの選び方をはじめ、甘いお菓子を楽しむときに意識すべきポイントについて詳しくお伝えします。
「お子さんの健康を守りたい」「虫歯を防ぎたい」と考える親御さんは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。小児歯科に力を入れている「はる歯科クリニック」と一緒に、おやつに関する疑問や不安を解消していきましょう!
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歯に良いお菓子を選んで欲しい!だけどそれよりもママさんに知って欲しいことがあります!
歯に良いお菓子というと、「甘いケーキやチョコレート、アイスクリームなどではない」ということはなんとなく想像できますよね!
ですが、これらの砂糖がいっぱい入ったお菓子ってお子さんはとっても大好きだし、避けるのはかなり困難…。
もちろん、虫歯や身体の健康を考えると食べないほうが良いのは言うまでもないですが、子ども同士のコミュニケーションの場で我が子だけ頑なに食べさせない、というのも難しいですよね…。
ですので、「食べる場合に何を意識すべきか」がとても重要なんです!
甘いお菓子を完全に避けるのは難しいから…食べる時間に気をつけて!
現代においてコンビニやスーパーで売っているようなお子さんが好きそうなおやつを全く食べない生活を送ることはかなり難しく、正直なところよっぽど両親の意識が高くなければ達成は難しいです…。
ですので、「食べない」よりかは、「食べる場合には何を意識すべきか」が大切です。
その際、最も重要なのは時間です。
甘いものを食べると、お口の中が酸性に傾きます。この状態が続くと、虫歯になりやすくなります。でも、唾液には、お口の中を中和して歯を守る力があるんです!
ただし、その力が発揮されるには少し時間が必要。
そのため、一度甘いものを食べたら、次に何かを口にするまで少なくとも2時間はお水以外は何も食べたり飲んだりしない時間を作りましょう。これで唾液がしっかり働いて、お口の中を健康な状態に戻す手助けができます。
つまり、唾液が歯を守る時間をしっかり作ることが大切なんです。
「前歯で噛みちぎり、奥歯で噛み潰せる食べ物」こそが顎を成長させる!
お菓子に限った話ではありませんが、「前歯で噛みちぎり、奥歯でしっかり噛み潰す」ことができる硬さや大きさの食べ物を選ぶことは、顎の成長にとても重要です。
顎の骨を成長させるためには、「噛む」という刺激が必要不可欠です。
そのため、きれいな歯並びを目指すには、日々の食事はもちろん、お菓子選びもこれらが大切なポイントになります。
甘くてやわらかく食べやすいお菓子ばかりではなく、しっかり噛む力を必要とするお菓子を取り入れることで、顎の成長を促し、歯が美しく並ぶための基盤を整えることができます。
おやつ=甘いものだけじゃない!そもそもおやつの本来の目的とは?
「おやつ=甘いもの」というイメージが強いかもしれませんが、おやつの本来の目的は、3度の食事で不足している栄養を補うことです。
おやつと言えば多くの方が「ケーキ」や「クッキー」、「ドーナツ」などの甘いお菓子を思い浮かべるかと思いますが、これらのお菓子は高カロリーで栄養価が低いため、肥満や虫歯の原因になるだけでなく、お子さんの成長に必要な栄養素が不足してしまうリスクもあります。
そのため、おやつ選びもとても重要なのです。
さらに、「砂糖」や「濃い味付けの調味料」が味覚に与える影響にも注意しなければなりません。
砂糖の甘さは一時的な満足感をもたらしますが、すぐにまた甘いものが欲しくなり、より甘さの強いものをどんどん求めるようになってしまいます。
これが「やみつき」の味となってしまい、本来の食材の味を感じにくくし、お子さんの味覚の幅を狭めてしまいます。(※これは濃い味付けの調味料も同様のことがいえます。)
人の味覚は3歳頃までに形成されるといわれています。この時期にどんな食べ物を摂るかが、将来の食習慣に大きな影響を与えるのです。
ですので、おやつでは砂糖の摂取をできるだけ控え、自然な味わいの食べ物を選ぶことが、健全な味覚を育てるためにはとても重要になってきます。
歯に良いお菓子・歯に悪いお菓子はどれ?見分け方を知ろう!
おやつの選び方は、子どもの身体はもちろん、歯の健康にも大きな影響を与えるため注意が必要です。
歯に悪い(虫歯になりやすい)お菓子は、下記のような特徴のあるお菓子です。
● 糖分が多いお菓子
● 食べるのに時間がかかるお菓子
● 歯にくっつくような粘着性のあるお菓子
とくに、キャラメルやハイチューなどは糖分がたっぷりで、口の中にも長く残りやすいので、虫歯のリスクがとても高いお菓子です。
また、クッキーやスナック菓子も糖分が多く、食べかすが歯に残りやすいので、虫歯になりやすいです。
アイスクリームやプリンなども同じように糖分が多いですが、短時間で食べられるので先程のキャラメルやクッキーよりかはリスクは低いです。
とはいえ、糖分が多く虫歯菌のエサになってしまうため、歯に良いお菓子(虫歯になりにくいお菓子)を選ぶなら、糖分が低くて口の中に残りにくく、栄養価の高いお菓子を選ぶ必要があります。
たとえば、チーズやナッツ、ヨーグルト、りんごやさつまいも、梨などもおすすめです。
これらは、虫歯になりにくいおやつであると同時に、カルシウムや食物繊維などのお子さんの歯にも身体にもうれしい栄養素も含まれています。
このように、栄養価が低く砂糖が大量に含まれたおやつを選ぶのではなく、お子さんの歯や身体にもうれしいおやつを選べるよう工夫していきましょう!
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どんなお菓子でもどう向き合うかが重要です
歯や身体に良いおやつを選ぶことも大切ですが、その食べ方にも気を配る必要があります。
なぜなら、食べるタイミングや量、食べ方によっては、歯の健康に悪い影響を与えてしまうこともあるからです。
そのため、お子さんの歯や身体の健康を守るために、その食べ方まで注意をしておきましょう!
ダラダラ食べはNG
いくら歯に良いお菓子だとしても、ダラダラとおやつを食べてしまうことは、歯に悪影響を及ぼすリスクがあります。
これは、先程もお話ししたように、長時間にわたってちょこちょこおやつを食べていると、糖分が口の中に長時間留まって歯のエナメル質が溶けやすくなり、虫歯のリスクを高めるためです。
また、ダラダラ食べていると自然と食べる量も増えがちで、カロリーオーバーや肥満の原因にもなります。
そして、おやつを食べ過ぎてしまうと、お昼ごはんや晩ごはんのときにお腹が空かず、本来摂るべき栄養素が摂取できなくなり、こどもの発育にも影響を及ぼすリスクもあります。
おやつを楽しみながらも、決まった時間に適量とることが、お子さんの歯の健康を守るためには大切です。
飲み物にも気をつける
おやつと同様に、飲み物の選び方にも気を付ける必要があります。
これは、炭酸飲料やジュース、市販の野菜ジュースなどにも糖分が多く含まれており、虫歯の原因になりやすいためです。
そのため、おやつとセットにする飲み物は、水やお茶などを選ぶと良いでしょう。
ごほうびや静かにしておいて欲しいときに与えない
おやつを「頑張ったときのごほうび」や「静かにしてほしいときの手段」として使うのは避けましょう。
おやつが特別なごほうびになると、食べることが感情に結びつきやすくなり、食べ過ぎや虫歯のリスクが高まります。
また、こうした使い方は規則正しい食習慣を持つ妨げになることがあります。おやつは食事の補助として、健康的なものを適切なタイミングで与えることが大切です。
食べたあとの歯磨きも忘れずに
おやつを食べたあとの歯磨きも、口腔内の健康を守るために忘れてはなりません。
おやつに含まれる糖分は、口の中で虫歯菌の活動を促進させる原因となるからです。
そのため、食べた後すぐに歯を磨くことを習慣化し、健康的な口腔環境を維持していきましょう!
まとめ
おやつをナッツやチーズ、フルーツにすることで、虫歯や肥満のリスクを減らしながら、お子さんの成長に必要な栄養素もしっかり摂ることができます。
甘いお菓子は一時的な満足感を提供しますが、歯や味覚に悪影響を与える可能性があります。そのため、お子さんの健康を考え、おやつ選びを工夫してみましょう!
ただし、甘いお菓子を完全に避けることは困難です。そのため、甘いお菓子を食べる際には「唾液が歯を守る時間をしっかり作る」ということを意識しておきましょう。
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