お口の知識
乳歯の虫歯は永久歯より進行しやすい?治療せずに放置するとどうなる?
2023.06.20
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
乳歯が虫歯になりやすく進行しやすいという情報を聞いて、心配されている親御さんも多いのではないでしょうか?
今回は、この乳歯が虫歯になりやすいといわれる理由から、乳歯の虫歯を治療せずに放置するリスクなどについてお話ししていきます。
すでにできてしまったお子さんの乳歯の虫歯が気になっていたり、お子さんの乳歯をなんとかして虫歯にさせたくない!と思われている親御さんは、ぜひこの記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、疑問や不安を解決していきましょう!
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乳歯は永久歯より虫歯になりやすい?進行しやすいといわれる理由って?
じつは、乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすく、虫歯になると進行も早いです。
まずは、この虫歯になりやすい理由から一緒に見ていきましょう。
本来のお口の機能が得られていないから
虫歯になってしまう一番の原因として、本来の得るべき「お口の機能」が得られていないことが挙げられます。
とくに「正しい呼吸ができているか」「しっかり噛んで食事できているか」については、虫歯のなりやすさに大きく影響します。
食べ物をしっかり噛めると、お口の中にたくさん唾液が分泌されます。たくさん唾液が出るほどお口の中の食べ物を洗い流してくれる「自浄作用」が働くため、虫歯リスクを大きく軽減することにつながります。
また、よく噛むためには正しい鼻呼吸ができていないと難しいですし、正しい鼻呼吸ができずに口呼吸になってしまえば、お口の中が乾燥して唾液の量も少なくなってしまうのです。
「正しい呼吸」と「しっかり噛んで食事できる」環境が大前提としてあることで、歯磨きや間食に気をつけるなどの虫歯予防効果が活きてきます。
歯の神経までの距離が短いから
通常、虫歯は「エナメル質→象牙質→歯の神経」へと進行していきますが、乳歯は永久歯と比べると歯の表面から神経までの到達距離が短く、虫歯になると進行するのが早いです。
これは、歯の表面の「エナメル質」や、その真下にある「象牙質」の厚みが、永久歯に比べて半分程度しかないためです。
さらに、乳歯は永久歯よりも歯質がやわらかく酸にも弱いです。このことも相まって、虫歯が進行しやすくなっています。
間食の機会が多いため
成長盛りで、3度の食事で摂りきれない栄養を補う「間食」が欠かせないお子さんは、飲食する回数が自然と増え、その際に食べる物や、食べる頻度などによって虫歯のリスクを高める可能性があります。
たとえば、間食にはいつもお子さんが欲しがる砂糖がたくさん入った「甘いお菓子」や「ジュース」などを与えたり、TVを見たりゲームをしながらポテトチップスやペットボトルジュースをだらだら飲食したり、常に飴やハイチューなどを口に入れていたりする場合は、要注意です。
甘いジュースやスナックなどの菓子類は成長のために必要な栄養はほとんど含まれないだけではなく、ショ糖やブドウ糖、果糖などの「発酵性糖質」は虫歯の原因菌のエサとなり、長時間の「ながら食べ」「ながら飲み」は虫歯リスクを高めて、偏食や肥満の原因にもなるためできればこれらのリスクが高いおやつは食べない方がいいです。
こどもだけでは歯をきれいに磨くのが難しいから
歯と歯の間や奥歯のまわりなどは歯磨きが難しいところで、お子さんの歯磨きだけでは難易度が高く、磨き残しが溜まることで細菌が増殖・活発化し、虫歯リスクが高まります。
そのため、お子さんだけで歯磨きが難しいところは、親御さんの仕上げ磨きによるサポートが必要です。
お子さんの磨き残しが多いところのチェックや、お子さんに合った磨き方、仕上げ磨きの方法などは歯科医院で教えてもらえるのでぜひ活用していきましょう!
このように、お子さんの虫歯のなりやすさにはさまざまな原因があり、一人ひとり異なります。
そのため、お子さんに合わせた予防方法に取り組むことがとても重要です。
もし乳歯が虫歯になったら?放置するとどうなる?
乳歯はいずれ永久歯に生え変わるから、虫歯になっても放置しても大丈夫だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、虫歯を放置することで、成長途中のお子さんに悪影響を及ぼすこともあるため、決して虫歯を放置してはいけません。
なぜなら、下記のようなリスクがあるからです。
🔵虫歯がそのまま進行して歯を失うことになれば、永久歯への生え変わりにも影響して歯並びを悪くするリスクがある
🔵虫歯で痛みがあってしっかり噛み合わせられない場合、偏った噛み方になったり、やわらかくて食べやすいファーストフードのような食事ばかりを好むようになったりなど、顎の正しい成長が促されないリスクがある
🔵虫歯で噛みにくいと食べ物を飲み込みがちになり、胃腸に負担をかけたり消化不良を引き起こしたりなど、身体の健康や成長にも影響を及ぼすリスクがある
お子さんがしっかり噛んで栄養バランスの良い食事をするためにも、虫歯があれば放置せずに歯科医院でしっかりみてもらうことが大切です。
まとめ
乳歯は永久歯に比べると虫歯が進行しやすい構造をしており、成長途中のお子さんだからこその虫歯のなりやすさもあります。
ただし、乳歯の虫歯のなりやすさの原因はお子さんによっても異なるため、お子さんの原因に合わせた対策を行うことが重要です。
小児歯科である当院では、ママの妊娠中からお子さんの虫歯予防をはじめられ、お子さんが生まれてすぐの0歳からも、お口や顎が正しく成長し、虫歯のないお子さんに成長するための土台作りのサポートを行っております。
すでに乳歯に虫歯があるお子さんでも、これから虫歯予防を徹底して健康に成長していけるようサポートいたしますので、お子さんの虫歯が心配な親御さんはぜひ当院へお気軽にご相談ください!
では
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