歯茎
子どもの歯茎にできものができて痛い原因って?考えられる5つの病気を徹底解説
2021.07.16

「子どもの歯茎にできものができて心配」「歯茎が痛いと泣いていて、どうしたらいいのかわからない」と不安になっている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
じつは子どもの歯茎にできものができる原因には、5つの病気の可能性が考えられます。本記事では、子どもの歯茎にできものができて痛いと感じる原因について徹底解説いたします。
また子どもの歯茎にできものができたときの、病院に行く基準についても紹介しているので、大切なお子さんの急なお口のトラブル対策にぜひ活用にしてみてください。
子どもの歯茎のできものの正体は?考えられる5つの病気とは

子どもの歯茎のできものは、以下の5つの病気が関係していると考えられます。
- ①フィステル
- ②ヘルペス性口内炎
- ③萌出嚢胞
- ④歯肉炎
- ⑤体調不良等にによる腫れ
これらの考えられる病気は、歯茎にニキビのようなプクッと丸いできものができたり、歯茎が腫れることによってできもののように見えたりする場合などさまざまです。まずは、お子さんがどの病気に当てはまるのかを確認しましょう。
①フィステル
フィステルとは、根尖性歯周炎(歯の根っこの先の炎症)により膿が溜まることで生じる歯茎のできもののことです。これは溜まった膿を排出する出口でもあり、歯茎にニキビのような白いプクッとしたできものが歯の根っこ付近にできます。
フィステルの原因は主に、歯の神経の細菌感染や、1度根の治療をした歯に再度細菌が増殖したことにより起こります。また一度乳歯の虫歯治療をすると、神経に炎症が及びやすいため根尖性歯周炎が起きやすく、生え変わる永久歯にも影響が出てきます。
歯の色や形、歯並びにも影響が出ることも少なくありません。フィステルは通常痛みを感じないことも多いですが、まれにストレスや免疫力低下が原因で痛みを感じるケースもあります。
フィステルを放置すると溜まった膿が周囲の歯にも悪影響を与えます。そのため早めに小児歯科(歯科医院)を受診しましょう。
➁口内炎(ヘルペス性・アフタ性)
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ヘルペス性口内炎は、歯茎やお口のまわりに水泡(水ぶくれ)ができるのが特徴で、ヘルペスウイルスが原因です。症状としてはかゆみや、しこりのような違和感を伴います。免疫力の低下によって発症し、ひどい場合は倦怠感・発熱・リンパの腫れなどもみられます。
「アフタ性口内炎」はヘルペス性口内炎と似ていますが、別物です。疲れたときや体調が悪いときによくみられ、円形で白っぽく中央がくぼんでおり周囲は赤く縁どられています。食事中にしみたり、触れたりすると痛みを伴います。
③萌出嚢胞
萌出嚢胞は、子どもの歯の生えはじめに歯茎に水ぶくれのようなできものができます。血がたまって黒紫色に腫れることもありますが、歯が生えればほとんどが自然に治ります。
また、多くの場合は痛みを感じません。ただ腫れていることには違いないので、刺激によっては症状が悪化して痛みを伴う可能性もあります。
④歯肉炎・歯周炎

歯肉炎・歯周炎は、歯垢の中の細菌が引き起こす歯茎の炎症です。一般的に痛みを伴わないことが多く、知らないうちに歯肉炎を発症しているケースもあります。
ただ、放置すると歯周炎に悪化して痛みが出たり、歯を失ったりする可能性もあるので早めの対策が必要です。歯肉炎・歯周炎で、子どもの歯茎にできものができると考えられる病気は以下の4つです。
不潔性歯肉炎
不潔性歯肉炎は歯磨きが不十分で歯垢が溜まり、その結果引き起こされる歯茎の腫れです。また子どもの歯磨きはまだ力加減がわからず、歯茎を傷つける可能性があります。口の中の清掃が不十分だと、傷口から細菌感染しやすくなります。
萌出性歯肉炎
萌出性歯肉炎は、乳歯から永久歯への生え変わり時期の歯磨き不足によって起こります。永久歯が生えるまでの間は歯の一部が歯茎で覆われているため、歯磨きが難しくなります。そのため磨き残しが溜まり、歯茎が腫れてしまいます。
特に奥歯は見えにくいため、食べカスが詰まっていることも多いです。腫れが出ると歯磨きの際に痛みを感じることがあります。また萌出性歯肉炎は、顎の発達が悪い場合にも起きることがあります。
特に「第一大臼歯」「第二大臼歯」が生えてくるときにスペースが狭く、正常な方向に生えてこられないため起きることもあります。そのため、必要があれば矯正をおすすめする場合もあります。
思春期性歯肉炎
思春期性歯肉炎は丁寧に歯磨きをしていても発症する可能性があり、思春期のホルモンの影響によって歯茎の腫れが引き起こされます。
特に女性ホルモンの影響を受けるため、女の子の方が発症のリスクが高いです。思春期の子どもの約20%がかかると言われています。
若年性歯周炎
若年性歯周炎は歯肉炎を放置すると発症し、10代~30代までに多くみられます。しかし早ければ幼児期でも発症する可能性もあるため、小さなお子さんでも注意が必要です。
歯茎が腫れることはもちろん、進行すると歯を支えている骨が溶けて歯がぐらぐらし、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。
⑤体調不良等による腫れ

ストレスや体調不良などによって免疫力や抵抗力が下がれば、歯茎が腫れることがあります。ただ、体調が良くなれば改善することも多いです。新学期や転校など、お子さんにはストレスを抱えやすい時期もあるので注意が必要です。
子どもの歯茎にできものができて病院に行く基準は?

子どもの歯茎にできものができたら「どんな状態になれば病院に行くべきなのか」と、判断に困っている親御さんも多いのではないでしょうか。ここでは、病院に行くべき4つの基準を紹介します。
1週間経過しても症状が改善しない
基本的には子どもの歯茎にできものができてから1週間経過しても症状が改善しない場合は、小児歯科を受診した方がいいでしょう。通常、口内炎なら1~2週間あれば改善します。しかしお子さんのできものがフィステルの場合、自然に治ることはなく歯の根の治療が必要です。
また、体調不良によるものや思春期性歯肉炎の場合は一時的な場合もありますが、ブラッシング不足による歯肉炎や、特に若年性歯周炎の場合は、悪化すれば若くして歯を失う原因にもなり兼ねないため、早期に歯科治療を受けるべきだと考えられます。
炎症が拡大していく
磨き残しが原因の歯肉炎の場合、通常歯磨きを丁寧に行えば歯茎の炎症は落ち着いてきます。前述したように、体調不良によるものや思春期性歯肉炎など一時的に炎症が強くなるケースもありますが、どちらも最低限歯磨きでのお手入れを続けていれば多少は落ち着いてくることもあります。
しかし、フィステルは治療をしないと歯の根の炎症は改善ができず、若年性歯周炎の場合はすでに歯周炎が進行している状態だと歯周ポケット(歯と歯の間の溝)が深くなっており、歯磨きだけのケアでは改善が期待できません。この場合は、小児歯科の受診が必要です。
痛みが強い

かなり痛みが強くて痛がる場合は、小児歯科で1度診てもらいましょう。口内炎で食事の際や、触れたときに痛がることもありますが、もしかすると歯周炎がかなり進行していて、痛がるケースもあります。
またフィステルの場合、放置しても通常痛みが出ないことも多いですが、急性の場合はフィステルができる前に強い痛みを感じます。子どもの歯茎にできものができる前にかなり痛がっていたのであれば、フィステルを疑う必要があるでしょう。
膿が出ている
膿が出るのは炎症が起こっている証拠です。根の先の炎症や、歯周炎による強い腫れの可能性が高く、こちらも早急に小児歯科への受診をすべき状態です。
普段から子どもの歯茎のチェックをしておこう

お子さんのお口のトラブルを早期に解決してあげるためには、親御さんが普段からお子さんのお口の中をチェックしてあげることが大切です。
仕上げ磨きをする際に、お口の状態がいつもと違いがないかをしっかり確認しておきましょう。毎日のお口のチェック時には、以下を参考に当てはまるところがないか確認しましょう。
- ✅腫れがないか
- ✅変色してないか
- ✅出血してないか
- ✅できものができてないか
1つでも当てはまれば、1度小児歯科で相談することをおすすめします。仮に急性的な症状が無かったとしても、痛みがなく進行するお口の病気もあります。
心配ごとは早めに小児歯科で相談し、定期的な健診を受けましょう。そうすることで、お子さんのお口のトラブルを早期発見・治療ができます。
歯茎に痛みや気になる症状を見つけたら早めに小児歯科医院に相談しよう

子どもの歯茎のできものや腫れの原因は、パッと見ただけではわかりにくいケースも多いです。しかし日頃からお子さんの口をしっかり観察していれば、違和感に気づきやすくなります。
小さなお子さんにはぜひ毎日仕上げ磨きをしてあげましょう。小さなことでも放置すれば、悪化してしまう場合もあります。わからないことや、気になることがあれば、些細なことでもはる歯科クリニックへご相談ください。

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はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀
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