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赤ちゃんの歯

胎児の歯ができる時期はいつ?乳歯・永久歯の歯胚の形成時期について

2025.08.19

はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀

胎児の歯ができる時期はいつ?乳歯・永久歯の歯胚の形成時期について

こんにちは!

神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。

 

「お腹の赤ちゃんの歯って、いつからできるの?」赤ちゃんの成長について調べていると、そんなふとした疑問を持ったママさんもいらっしゃるのではないでしょうか?

妊娠中は、体の変化やつわり、はじめてのことばかりで毎日が手いっぱいですよね。でもじつは、赤ちゃんの歯はママのお腹の中にいるときから、ひっそりと成長をはじめているんです

赤ちゃんの歯の健康は、将来の虫歯や歯並びにも関わる大切な土台。ママが今ちょっと知っておくだけで、将来「丈夫で健康な歯」への第一歩になるんです。

 

そこで今回は、赤ちゃんの歯のもとである「歯胚(しはい)」がいつ頃できはじめるのか、妊娠中にどんなことを意識するといいのかなどについて、お話ししていきます

ぜひこの記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、赤ちゃんの未来のための「今できること」を見つけていきましょう!

 

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胎児(妊娠9週以降の母胎内の赤ちゃん)の歯胚ができる時期はいつ?

胎児(妊娠9週以降の母胎内の赤ちゃん)の歯胚ができる時期はいつ?

妊娠がわかって赤ちゃんの成長が気になりはじめた頃、「歯っていつからできるんだろう?」とふと思ったことはありませんか?  

じつは、赤ちゃんの歯のもとになる「歯胚(しはい)」は、妊娠初期のうちからすでに作られはじめているんです。

実際に歯が生えるのは生後半年〜1歳ごろなので、ずっと先のように感じるかもしれませんが、お腹の中ではもう「将来の歯の準備」がはじまっているのです。そう考えると、ちょっと驚きですよね!

このように、赤ちゃんの歯の土台は妊娠初期から作られはじめているので、妊娠中のママさんの栄養状態や生活習慣がとても大切なんです。  

「葉酸やカルシウムを意識して摂ろうかな」「添加物の多い食べ物はちょっと控えてみようかな」など、そんなちょっとした意識が、赤ちゃんの健康な歯づくりにつながっていきます。

そもそも歯胚とは

「歯胚(しはい)」とは、これから歯になる前の「赤ちゃんの歯の芽」のようなものです。  

植物の種が土の中でじっくり育っていくように、赤ちゃんのお口の中でも、歯茎の中に小さな歯胚ができて、そこからゆっくりと歯の形へと育っていきます

この歯胚は、歯の表面を守る「エナメル質」やその真下にある「象牙質」、「歯髄(神経)」など、歯の構造すべてのもとになるとても大切な組織です。そのため、妊娠中にバランスの取れた食事や必要な栄養素をしっかり意識することが、健康な歯の土台づくりにつながっていきます。

「しっかり噛める歯」「笑顔に自信が持てる歯」は、赤ちゃんの将来にとって大切な財産。その第一歩は、お腹の中で育つ小さな歯胚からはじまっているのです。

乳歯の歯胚が形成される時期

乳歯の歯胚(しはい)が形成されはじめるのは、妊娠7週ごろ。多くの方が「妊娠かも?」と気づきはじめる頃ですよね。  そして妊娠10週ごろには、乳歯20本すべての歯胚がほぼ完成するといわれています。

そして、乳歯の歯胚が完成したあとにはじまるのが「石灰化(せっかいか)」。  これは歯の中にカルシウムやリンなどのミネラルが入り、歯を硬く、丈夫にしていく過程のこと。赤ちゃんの乳歯がしっかりとした歯に育っていく大事なステップです。

この乳歯の石灰化がはじまるのは、妊娠14週ごろから。石灰化は赤ちゃんがお腹の中にいる間から、生まれたあとも完全に仕上がるまでは時間がかかります。

これらの時期には、以下のような栄養素をしっかり意識して取り入れることで、赤ちゃんの健康な歯の発育をサポートできますよ。

  • カルシウム:歯や骨の主成分。歯を強くする「石灰化」に欠かせないミネラル成分
  • 良質なたんぱく質:歯の基礎をつくる
  • ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、骨や歯の成長を支える
  • ビタミンA:歯のエナメル質の土台をつくる
  • ビタミンC:象牙質の土台をつくる

「栄養バランス、大丈夫かな……」と不安に思う必要はありません。  栄養バランスの良い食事を摂りながら、毎日の食事に少しだけ歯に良い栄養素を意識するだけで、十分に赤ちゃんの歯づくりのサポートができます。

お腹の中でがんばって育っている赤ちゃんの未来の笑顔のために、ママ自身の体調も大切にしながら、無理のない範囲で取り組んでみてくださいね!

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永久歯の歯胚が形成される時期

乳歯の歯胚ができはじめたあと、次にスタートするのが「永久歯の歯胚」の形成です。  

そのはじまりは、妊娠4ヶ月ごろといわれています。

「えっ、永久歯ってもっと先の話じゃないの?」  そう思う方も多いかもしれませんが、じつは永久歯も赤ちゃんがまだお腹の中にいるうちから、その土台がつくられているんです。

そして、永久歯の石灰化は出生直後よりスタートします。   乳歯と同じく、石灰化とはカルシウムなどのミネラルが取り込まれ、歯が硬く丈夫になっていくこと。久歯もしっかりとした質の良い歯になるために、妊娠中からのサポートがとても大切です。

永久歯の歯胚は、生まれた後も長い時間をかけてゆっくりと育ちます。  そのため、妊娠中〜乳幼児期にかけての栄養や生活習慣が、歯の質や虫歯になりにくさなどに関係してくるのです。

「この子の健康な歯を育ててあげたい」  そんなママの思いに応えるために、妊娠中からできることはたくさんあります。ちょっとした「意識の積み重ね」が、赤ちゃんの未来の歯の健康を守ってくれますよ。

まとめ

まとめ

赤ちゃんの歯のもとである「歯胚」は、妊娠初期の段階から少しずつ作られはじめています。乳歯は妊娠7週ごろから、永久歯も妊娠4ヶ月ごろにはすでに形成がスタートするなんて、ちょっと驚きですよね。

だからこそ、妊娠中、乳幼児期の栄養や生活習慣はとても大切。ほんの少しの意識の積み重ねが、赤ちゃんの「丈夫で健康な歯」につながります。

「完璧にしなきゃ」と気負わず、できることから少しずつ。お腹の中の赤ちゃんの未来の笑顔を思い浮かべながら、毎日の食事や生活を見直してみてくださいね。

 

小児歯科のはる歯科クリニックでは、妊婦さんや小さなお子さんの歯の健康づくりをサポートしています。  食育や栄養指導の視点からもサポートできるよう、管理栄養士も在籍し、ママと赤ちゃんの歯の成長をチームで見守ります。  

「妊娠中でも歯医者に行っていいの?」「子どもの歯、どうケアしたらいいの?」などの不安や疑問も、ぜひはる歯科クリニックへお気軽にご相談ください! 

 

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