お口の知識
歯列矯正中は焼肉が食べれないって本当?注意すべきお肉の種類って?
2022.10.25
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
歯列矯正中は焼肉が食べれない(食べにくい)という噂を聞き、実際のところどうなのか?と気になっている方も多いのではないでしょうか?「焼肉」好きからすると、これは一大事ですよね!
そこで本記事では、そんな気になる歯列矯正中の「焼肉」について解説していきます。
「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」、それぞれの矯正装置での食事中に気をつけることも紹介しているので、歯列矯正をこれから検討している方も、すでに歯列矯正をはじめていて「いつ焼肉が食べられるようになるかな?」と悩んでいる方も、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
歯列矯正中でも焼肉は食べられる?
歯列矯正では、歯のまわりの骨を溶かしたり、作ったりを繰り返すことで歯を動かしていきます。
この骨を溶かす際に生じる「炎症物質」が痛みを引き起こし、「食事中に噛むと痛い」「歯にものが当たると痛い」などの症状を出やすくさせます。
そのため、この痛みが強く出ている間は、焼肉を食べるのは難しいでしょう。では、いつになれば焼肉は食べられるのでしょうか?
以下より詳しく見ていきましょう。
歯列矯正中の痛みのピークは、治療後2~3日間!7日目以降なら食べられることも
歯列矯正による炎症のピークは、矯正力をかけた2~3日の間。長くても、およそ1週間で落ち着くことがほとんどです。そして、歯がどんどん理想の位置に近づいていけば、「痛みが出る期間」や「痛みの強さ」も緩和されていきます。
そのため個人差はありますが、多くの方が3ヶ月もすると調整後の痛みを感じにくくなり、焼肉も食べられるようになります。もしくは3ヶ月以内でも、矯正力をかけたおよそ7日目以降であれば、「焼肉」を食べられる方もいらっしゃいます。
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「マウスピース矯正」なら、初日から焼肉を食べられることも◎
また、「マウスピース矯正」「ワイヤー矯正」ともに、歯を動かす仕組みは同じですが、「マウスピース矯正」は、マウスピース1枚でかける矯正力が「ワイヤー矯正」に比べると小さいです。
そのため、痛みが少なく、人によっては「違和感を覚える程度」で、歯列矯正初日でも「焼肉」を食べられるケースもあります。
歯列矯正中の「焼肉」はやわらかい肉質ものものを選ぼう!
「焼肉」といっても、カルビやハラミ、ホルモンなど色々な種類がありますよね!それぞれに肉質が異なるため、歯列矯正中は「焼肉の種類」にも気を付ける必要があります。
歯列矯正中の食事は「痛み」だけではなく、食事によって矯正装置が取れてしまわないように、食べるものの種類にも注意しなければなりません。
歯列矯正中に食べるなら「やわらい肉質の焼肉」
基本的に焼肉は、カルビやリブロース、ハラミなど痛みさえなければ食べられるようになります。焼肉屋さんに行った際は、なるべくやわらかい肉質の焼肉を選ぶと食べやすいです。
とはいえ、「まだちょっと痛みが心配」という方は、これらの焼肉を小さくカットして食べると良いでしょう。お店によっては、大きめのお肉用にハサミを用意しているところもありますよ!
歯列矯正中はホルモンなど「噛み応えのある焼肉」に注意!
ただし、焼肉の中でも、硬くて弾力のあるお肉だと、歯の表面の装置が外れてしまうリスクがあります。
たとえば、
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など、厚みや弾力がある焼肉は、装置が外れるリスクが高いです。
やわらかい肉を使用した焼肉であったり、お肉の筋を断ち切って小さく切ったものであったりする場合はリスクを抑えられますが、弾力性のある硬い焼肉は、矯正装置が外れるリスクが高いため控えておきましょう。お肉に弾力があれば、痛みも生じやすくなるため要注意です。
サイドメニューのキムチや、焼肉のタレによる「着色」にも要注意!
「マウスピース矯正」の場合は、食事中に矯正装置を外すため問題はないですが、「ワイヤー矯正」の場合は、サイドメニューの「キムチ」や、「焼肉のタレ」などによる着色にも注意が必要です。
これらの食材に含まれる色素が、装置にかけているゴムや、「ブラケット(プラスチック製の場合)」という装置などに着色してしまうリスクがあるのです。
ゴムなら次の調整日に交換できますが、「ブラケット」の場合は基本的に治療が終わるまで外さないため、見た目が気になってしまうリスクがあります。
歯列矯正装置ごとの「食事ルール」をしっかり守ろう!
歯列矯正の装置によって、食事のルールが異なります。ご自身が今後検討している矯正装置や、現在装着している装置のそれぞれの食事ルールについて、しっかり確認しておきましょう。
「ワイヤー矯正」の4つの食事ルール
ワイヤー矯正の食事ルールは、以下の通りです。
1. 硬くて弾力のある食べものを避ける
硬くて弾力のある食べものは、噛むと痛みが出やすく、矯正装置が外れやすくなるリスクがあるため控えておきましょう。
【具体例】
- ●硬い肉(ホルモン、塊肉、ステーキ、骨付き鶏など)
- ●硬いせんべい
- ●硬い果物
- ●フランスパン
- ●根菜
- ●スルメイカ
- ●グミ など
2. 粘着性のある食べものはNG!
粘着性のある食べものは、装置にくっついてしまうためNGです。粘着性があるため、虫歯リスクも高めるリスクがあります。
【具体例】
- ●ハイチュウ
- ●キャラメル
- ●お餅
- ●チューインガム
- ●ソフトキャンディ
- ●飴 など
3. 着色しやすい食べものにも要注意!
矯正装置のゴムやブラケットなどの装置が着色してしまうので、着色しやすい食べものにも気をつけましょう。基本的には、色の濃い食べものに注意が必要です。
【具体例】
- ●カレー
- ●キムチ
- ●ミートソース
- ●ウーロン茶
- ●赤ワイン
- ●紅茶 など
これらをどうしても飲食したいということであれば、なるべく食後すぐに歯を磨きましょう。まったく着色しないとはいい切れませんが、着色を軽減することはできます。
4. 繊維質の食べものや、細長い野菜は挟まりやすいので外食時には注意!
繊維質の野菜や、お肉の筋などが歯に挟まった経験がある方も多いのではないでしょうか?ただでさえ挟まりやすい繊維質の食べものは、矯正装置があることでさらに挟まりやすくなります。
家にいればゆっくり歯磨きや、デンタルフロスなどでケアできますが、外食時にはそうはいきません。食後もずっと歯と歯の間に詰まった繊維が気になってしまいます。
またご自宅であっても、どんなにデンタルフロスを駆使しても繊維質が取れず、無理に取ろうとして歯茎を傷付けてしまうリスクもあるため、要注意です。
【具体例】
- ●エノキ
- ●青菜
- ●繊維や筋が多い肉や魚 など
「マウスピース矯正」の食事ルール
マウスピース矯正の装置は、食事のときに取り外せるため、「ワイヤー矯正」のように食べものによる挟まりやすさを気にする心配は少ないです。ただし,、「ワイヤー矯正」のように、装置をつけたまま食事はできないため、飲食時には必ず装置を外さなくてはなりません。
唯一「水」を飲むときだけ、マウスピースを装着したままでもOKです。
水以外の、お茶やジュースなどその他すべての飲みものは、必ずマウスピースを外します。これは、ストローを使って飲んだとしてもNGです。
また、食後は、マウスピースを再装着する前に、歯磨きをしてきれいな状態にしてからマウスピースを装着しましょう。
歯列矯正中の食事のコツって?
歯列矯正をはじめたばかりの頃は、痛みが出やすいため食事には苦労することも多いでしょう。
だからといって、なにも食べなければ栄養不足になってしまうため、食材を小さく切ったり、やわらかく煮たりなど、食事でも工夫を取り入れましょう。
矯正装置で痛みが落ち着くまでのオススメ料理は?
煮込んだり小さく切ったり、やわらかく歯への抵抗が少ない食材を選んだりして、なるべく栄養バランスを考えて食事を摂りましょう。
【具体例】
- ●お米・・・雑炊、リゾット
- ●豆腐・・・冷奴、湯豆腐
- ●卵・・・スクランブルエッグ、茶碗蒸し
- ●野菜を煮込んだスープ
- ●ジャガイモ・・・マッシュポテト
- ●ヨーグルト など
痛みが強いときの食事は?
矯正治療直後は、食べものを噛み切ることはもちろん、歯に食べものが当たるだけでも痛いという方もいらっしゃいます。そのため、極力歯に負担がかからない
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などで少しでも栄養補給しておきましょう。
歯列矯正中も「焼肉」を楽しみたいなら!マウスピース矯正がおすすめ
歯列矯正中も「焼肉」を楽しみたいなら、マウスピース矯正がおすすめです。矯正装置を自由に取り外しができ、ワイヤー矯正に比べると痛みも少ないため、個人差はありますが食事もほぼいつも通りに楽しめます。
また、装置と歯の隙間に食べものが挟まるといったこともないため、歯列矯正中も食べるものを制限されずに食事を楽しみたい人にはぴったりです。
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まとめ
歯列矯正中は、歯を動かすときに痛みが生じたり、「ワイヤー矯正」に関しては食事中に食べものが詰まったり、矯正器具が外れたりするリスクがあります。そのため、「焼肉」をはじめとする飲食時には、しっかりルールを守る必要があります。
はる歯科クリニックでは、歯列矯正中に痛みが少ない「マウスピース矯正(インビザライン)」を行っています。目立ちにくい装置であることはもちろん、個人差はありますが「焼肉」も歯列矯正の初日から食べられることもあります。
なるべく歯列矯正中の痛みを抑え、好きなものを食べたいという方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
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はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀
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