歯並び
おしゃぶりは歯並びに影響する?いつまでにやめるべき?
2024.06.04
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
おしゃぶりは赤ちゃんが泣いたときや、寝かしつけのときの強い味方ですよね!
そんなママさんにとって役立つグッズの「おしゃぶり」ですが、歯並びに影響があるという噂を聞いて不安になられたママさんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、おしゃぶりで歯並びが悪くなるのかについてや、いつまでにやめればいいのか、うまくやめさせる方法などについてお話ししていきます。
おしゃぶりによるお子さんの歯並びへの影響が気になっている親御さんは、ぜひこの記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、疑問や不安を解決していきましょう!
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おしゃぶりを使うと歯並びは悪くなる?
おしゃぶりを使用することで赤ちゃんが安心して泣き止んだり、寝つきが良くなったりなど、毎日育児で大変なママさんにとって「おしゃぶり」は、救世主的な存在でもありますよね!
赤ちゃんには生まれてすぐから母乳を飲むための「哺乳反射(口に入ってきたものを吸う反射)」が備わっており、「吸う」ことは乳幼児期では自然な行為でお口の機能に問題は生じません。
ただし、おしゃぶりをすると口が塞がれるので自然と鼻呼吸を覚えることはできますが、「おしゃぶりで本当の吸啜動作を覚えることができるのか?」「むしろ誤った吸いグセがつくだけなのでは?」とも疑問視されています。
さらに、おしゃぶりの使用が長期化すると、お子さんの歯並びにも影響が出ることがあります。
1歳前半ぐらいに最初の奥歯(第一乳臼歯)が生えてきて、その後2歳を過ぎると乳歯が生え揃う時期になりますが、その後もずっとおしゃぶりが続いていると歯並びに問題が生じる可能性があります。
長期間おしゃぶりを使用しているお子さんは使用していないお子さんと比較すると、下記の図のような「上顎前突(出っ歯)」「開咬」「乳臼歯交叉咬合」などの歯並び(不正咬合)になりやすいとされており、このことからもおしゃぶりは使わないに越したことはありません。
おしゃぶりはいつまでにやめれば歯並びに影響が出ない?
日本小児歯科学会によると、長期的におしゃぶりを使い続けていると歯並びに影響を与えるリスクがあるため、1歳過ぎぐらいから少しずつおしゃぶりをやめる練習をして、2歳半ぐらいまでにやめられるようにした方が良いとしています。
1歳半や2歳の時点でも、おしゃぶりによる歯並びの影響が見られるケースはありますが、この時点でおしゃぶりをやめると、歯並びの問題は発育とともに改善しやすいです。
その一方で、乳臼歯が生え揃う2歳半~3歳過ぎまで継続しておしゃぶりを使用していると、歯並びや噛み合わせの問題が残ってしまいやすくなってしまいます。
このことから、歯並びの影響を第一に考えると、おしゃぶりは使用しても遅くとも2歳半ぐらいまでにやめられるように対策していくことが重要となります。
おしゃぶりを上手くやめさせる方法はある?
赤ちゃんを寝かせるたびにおしゃぶりを使用したり、泣くたびに使用したりなどを繰り返すと、おしゃぶりをすることが癖になってやめにくくなってしまいます。
そのため、そもそもおしゃぶりの使用は最小限に留めておき、常時使用しないようにするのがおすすめですが、すでに常用している場合はおそくとも2歳半を目標として、赤ちゃんが言葉を発しはじめ、言葉を覚える1歳過ぎになったら、おしゃぶりについたフォルダーを外して常に使用しないように準備をはじめましょう。
また、おしゃぶりをやめられない状態でも、赤ちゃんと一緒に遊んだり、声かけをしたりなどのふれあいを大切に考え、お子さんがして欲しいことや、したいことなどを優先し、満足させてあげられるように心がけることも大切です。
お子さんが2歳にもなると歩くだけでなく、走ったりジャンプしたり、ボールや色々なおもちゃで遊んだりなど遊びの幅も広がります。活動量の増加でおしゃぶりを忘れて寝てしまうことも増え、おしゃぶりにも自然と執着しなくなってくることも多いでしょう。
お子さんがおしゃぶりに固執しないように、少しずつ紛らわす環境をつくって、使う頻度を減らしていくと良いでしょう。
\ それでもやめられない場合は? /
3歳にもなるとおしゃぶりの使用は大幅に減少するとされていますが、もし4歳以降になってもおしゃぶりがやめられない場合は、お口の発達や機能に問題がある可能性も考慮してかかりつけの小児科医に相談することが推奨されています。
おしゃぶりは使い方にも注意しよう
おしゃぶりはメリットがある一方で、歯並びへの影響もあることから、どうしても必要なときにだけ使用するとともに、正しく使用するよう心がけましょう。
とくにおしゃぶりは口にくわえるものですので、衛生面には注意が必要です。
使用する場合は、こまめに消毒や洗浄を行って清潔に保ち、おしゃぶりの素材に合ったお手入れを行うよう気をつけましょう。
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まとめ
おしゃぶりの使用には赤ちゃんが泣きやむ等のメリットがある一方、長期間の使用で歯並びに影響を与えるため、うまく付き合っていく必要があります。
「赤ちゃんが泣いてしまったから、とりあえずおしゃぶり」といった使い方を継続してしまうと、おしゃぶりが癖づいてしまいうため注意が必要です。
1歳を過ぎたら少しずつおしゃぶりの使用を減らし、その分、親子でのスキンシップやたくさん愛情を与えることでおしゃぶりへの意識を紛らわし、安心感を与えられるよう工夫することも大切です。
また、小児歯科専門の当院では、お子さんの歯並びが将来きれいに並ぶように、赤ちゃんが生まれてすぐの0歳から、お口や顎、身体が正しく成長するための土台作りのサポートも行っております。
歯科医師や歯科衛生士がサポートすることはもちろん、理学療法士や作業療法士、管理栄養士など、当院にはさまざまな専門家が在籍しておりますので、それぞれの立場からお子さんの成長に必要なアドバイスを行うことが可能です。
また、こども好きのスタッフばかりで実際に子どもを持つスタッフも複数在籍しているため、赤ちゃんが生まれてからのことなど、気になることは何でもご相談くださいね!
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