歯並び
歯並びは顎が小さいと悪くなる?原因やデメリットについて知ろう
2024.07.23
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
「顎が小さい」というと、小顔で良い印象を持たれるかもしれません。
しかしながら、実際は顎が小さいことで歯並びが悪くなったり、身体にも悪影響を及ぼしたりなど、さまざまなリスクがあります。
今回は、この顎が小さい原因やデメリット、小さな顎を大きくする矯正治療などについてお話していきます。
お子さんの顎が小さくて、将来の歯並びを気にされている親御さんはぜひ本記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、ママさんの疑問や不安を解決していきましょう!
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顎が小さい原因について
顎が小さい原因には、先天的なものと後天的なものの2通りあります。
まずは、この顎が小さくなる原因について見ていきましょう。
遺伝
顎が小さい原因のひとつが、遺伝によるものです。
親から子へ遺伝するものに、顎の「大きさ」や「形」が挙げられます。
顎が小さな親御さんの場合、お子さんにその顎の小ささが遺伝する可能性があります。
生活環境・習慣
舌の位置や口の周りの筋肉の発達、姿勢、呼吸の仕方、食事内容など、幼少期からの環境や生活習慣が顎の発達に影響を与える可能性もあります。
たとえば食事の際にしっかり噛むことは顎の発育を促しますが、パンやハンバーグ、プリンなどやわらかい食べ物ばかりを好んで食べていると、咀嚼回数が少なくなり、顎の発育を促せません。
これは、顎の骨格が身体の他の部位と同様に、適度な刺激があることで発達していくためです。
また、いつもお口がポカンと開いていたり、舌や口周りの筋肉などのお口の機能を正しく使えていなかったりする場合も、顎の正しい成長を妨げることがあります。
さらに、バランスの良い栄養摂取や睡眠の質なども、顎を含めた身体全体の発育を促進する上で影響を与える可能性があります。
顎が小さいとどんなデメリットがあるの?
「顎が小さい」と、歯並びが悪くなるなどのデメリットがあるため注意が必要です。
ここでは、小さい顎によるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
ごはんが噛みにくい・飲み込みにくい
顎が小さいと上下の噛み合わせがずれてしまい、上手に噛んだり飲み込んだりが難しくなります。
もしお子さんがよく食べこぼしをしていたり、食事に時間がかかり過ぎていたり、好き嫌いが多いなどがあれば要注意です。
歯並びが悪くなりやすい
顎が小さいと、歯並びが悪くなるデメリットがあります。
顎が歯の大きさに比べて小さいと歯が並ぶスペースが不足してしまうので、結果として歯の重なりやズレが生じやすくなります。
また、歯並びの問題は見た目だけの問題にとどまりません。
食べ物の咀嚼への影響、顎関節症、歯の清掃が難しくなることから虫歯や歯周病などの口腔内の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、顎が小さくて歯が並ぶスペースが狭いと歯が前に出やすくなり、出っ歯にもなりやすいといったデメリットもあります。
口呼吸になりやすい
顎が小さいと、口呼吸になりやすいというデメリットもあります。
上顎は鼻腔とつながっており、顎が小さいと鼻腔も狭くなります。鼻腔が狭くなると鼻呼吸がしにくく、自然と口呼吸になりやすくなるのです。
口呼吸になると外の空気が鼻のフィルターを通らずに口から直接体内に入ってしまうため、風邪などの感染症にもかかりやすくなります。
さらに、口が常に開いている状態が続くと、口周りの筋肉が衰え、顔のたるみやシワの原因にもなります。
睡眠時無呼吸症候群になりやすい
肥満や口呼吸などさまざまな原因によって発症する睡眠時無呼吸症候群ですが、その原因のひとつに下顎の小ささが挙げられます。
顎の成長が不十分で下顎が小さく、喉の奥側に後退している場合、気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群を発症するリスクがあります。
滑舌が悪くなりやすい
言葉を発するには、舌や口唇などの筋肉や骨格を動かす必要があります。
しかし、顎が小さいと、舌が動くための十分なスペースを確保できず、舌の可動域が狭くなるため、滑舌が悪くなる可能性があります。
滑舌が悪くなると、うまく話せなかったり、話すことへのコンプレックスを感じたりすることがあり、コミュニケーションを避けてしまう可能性もあります。
子どもの顎を大きくする矯正治療法
顎の骨格が完成する前のお子さんであれば、噛み応えのある食べ物をよく噛んで食事をしたり、正しい姿勢で食事を摂ったりなど、生活の中で自然に顎の成長を促すこともできます。
ただし、これらは多くの場合、低年齢(3~4歳)までで、それ以降のお子さんであれば矯正治療なしで顎を大きくするのは難しいことが多いです。
そういった場合は、下記のような矯正治療が必要になります。
筋機能矯正治療
お子さんの矯正治療(小児矯正)の場合、まずは成長を利用して顎を拡大し、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保します(1期治療)。
その後は永久歯が生え揃うまで経過観察を行い、必要に応じて10~17歳ごろに生え揃った永久歯を移動させて歯並びを整えていきます(2期治療)。
小さな顎の成長を促すためには、お口の正しい機能習得のためのトレーニングとマウスピース型の筋機能矯正装置を併用し、自然な歯列の拡大と嚥下機能の改善、また前後的な噛み合わせの改善などを行っていきます。(当院ではおよそ4~6歳のお子さんが対象/juniorコース)
ただし、あまりにも顎が狭いようなケースでは、下記のような拡大装置を使用することもあります。
拡大装置って?
小児矯正で使用される拡大装置とは、
顎の成長を利用して歯の裏側から顎骨を広げ、
生えてくる歯のスペースを確保
するための矯正器具です。
この装置には取り外し可能なタイプと
固定式のタイプがあります。
当院では保険治療内でお口のトレーニングができる「HARU SCHOOL」も!
2024年6月よりHARU SCHOOLは、歯並び改善教室「HARU SCHOOL(はるスクール)」としてリニューアルし、毎日スクールの開催をしています。
保険診療の中でお子さんのためのお口のトレーニングや、お家でできることなどをお伝えしています。
お子さんの小さな顎や、将来の歯並びが気になっている親御さんは、ぜひお気軽にご相談くださいね!
LINEやお電話から、ご相談やHARU SCHOOLのご予約も可能です。
マウスピース矯正(インビザラインファースト)
インビザラインファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯の交換時期)に行うお子さん専用の矯正治療法です。
「顎の大きさを広げる」と「歯を動かしてきれいに並べる」を同時に行えるハイブリッドな治療法です。
当院では、およそ6~10歳のお子さんが対象(kidsコース)となっています。
小児矯正の詳しい内容については、ぜひ下記も合わせてご覧ください。
まとめ
子どもの顎が小さいと、歯並びや滑舌が悪くなったり、睡眠時無呼吸症候群のリスクがあったりなど、見た目だけではなく、身体にもさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
これらは幼少期の早い段階から対策をしておくことで、顎の小ささによって起こりうるリスクを軽減することが可能です。
はる歯科クリニックでは、小児矯正によってお子さんの正しい成長のサポートをしてることはもちろん、お子さんの大切な時期(0歳~)からの口腔育成も行っており、専門スタッフが赤ちゃん一人ひとりに合わせた「オーダーメイド」の発達ポイントや、口腔育成の工夫などもお伝えしています。
お子さんの将来の歯並びを心配されている親御さんは、まずはぜひ一度はる歯科クリニックへお気軽にご相談ください。
では
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