歯ぎしり
顎・お口の発育
こどもの歯ぎしりが寝てる時うるさい!?理由や治す方法とは
2025.02.11
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
お子さんが寝ている時に歯ぎしりの音が気になること、ありますよね…。心配になってしまう気持ち、よくわかります。
成長の過程で見られる現象でもある歯ぎしりですが、注意が必要な場合もあります。とくに最近では、睡眠時無呼吸症候群による気道の閉塞が原因で起こる歯ぎしりが増えてきており、見逃せない症状となっています。
原因によっては、適切な対応や治療が必要な場合もあるため、しっかりと観察し、必要に応じて専門家に相談することが大切です。
そこで今回では、お子さんの歯ぎしりがなぜ起こるのか、そしてその対策についてお伝えします。
お子さんの歯ぎしりが気になる親御さんは、ぜひ本記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、ママさんの疑問や不安を解決していきましょう!
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こどもの歯ぎしりは「成長の証」です
こどもの歯ぎしりと聞くと、「ストレスを感じているのかな?」「歯が削れてしまわないかな?」などと、とても心配になりますよね。
でも、じつはこどもの歯ぎしりは成長の過程で自然に起こるもので、「成長の証」でもあるんです。
乳歯や永久歯が生えはじめる時期〜生え揃うまでの間に起こりやすく、顎の発達を助けたり、新しく生えてくる歯や顎の位置の変化に順応したりするための、大切な役割を果たしています。
歯ぎしりをしていても、実際に歯が削れたり欠けたりすることはほとんどなく、一時的なものなので過度な心配は不要です。 寝ているときに無理にやめさせる必要もありません。
子どもの歯ぎしりは、上下の歯のかみ合わせが整うにつれて自然におさまることがほとんどなので、成長の一環として温かく見守りましょう。
ただし、歯のすり減りが激しい場合や痛みを訴える場合、または成長過程以外の理由で歯ぎしりをしている可能性がある場合は、注意が必要です。
この記事では、永久歯が生えてくる時期のお子さんの歯ぎしりについて詳しくお話ししていきます。
乳歯が生えはじめる乳幼児期の歯ぎしりについては、下記の記事をご覧ください。
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こどもが歯ぎしりをする理由について
じつは、こどもが歯ぎしりをするのには、いくつかの理由があります。そのほとんどは、成長過程の一部として、自然な現象であることが多いです。一方で、ストレスや睡眠不足が原因となっていることもあります。
ここでは、そんな歯ぎしりが起こる主な理由についてご紹介します。こどもの歯ぎしりがどんな意味を持つのか、一緒に理解を深めていきましょう。
かみ合わせの位置を決めるため
乳歯から永久歯に生え変わる時期(混合歯列期)は、お口の中が大きく変化するタイミングです。
この時期は、歯の大きさや形、かみ合わせの高さが異なる「乳歯」と「永久歯」が混合して並んでいるため、かみ合わせが不安定になりやすい状態です。そのため、こどもは歯ぎしりをすることで、上下の歯のかみ合わせのバランスをコントロールし、ちょうどいい位置を見つけようとしているのです。
永久歯が生えはじめる頃に歯ぎしりが増えることがありますが、多くの場合、成長とともに落ち着いていくので、あまり心配しすぎなくても大丈夫です。
永久歯が生えるスペースを確保するため
永久歯へと生え変わるこの時期の歯ぎしりは、 乳歯より大きな永久歯が正しく生え揃うためのスペースを確保するための大切な役割を果たしているといわれています。
つまり、これもお子さんの成長に欠かせない過程のひとつで、ほとんどの場合、成長に伴って歯ぎしりは次第に落ち着いていきます。
ストレスによるもの
子どもも大人と同じように、ストレスを感じると歯ぎしりをすることがあります。
たとえば、新しい環境に慣れようと頑張っているときや、お友達との関係で緊張しているときなど、心の中で不安を抱えていることが原因になることも…。無意識のうちに、そのストレスを発散しようとしているのかもしれません。
「最近、歯ぎしりが増えた気がする…」と感じたら、お子さんがリラックスできる時間を増やしてみるのもひとつの方法です。
たくさん話を聞いてあげたり、寝る前に安心できる言葉をかけることで、気持ちが落ち着き、自然と歯ぎしりも減っていくことがありますよ。
睡眠時無呼吸症によるもの
睡眠時無呼吸症によって気道閉塞が起こり、これが歯ぎしりを引き起こしている場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群を発症すると、眠っている間に呼吸が一時的に止まり、深い眠りが妨げられてしまいます。 このように眠りが浅くなったタイミングで歯ぎしりが起こりやすくなるとされており、睡眠時無呼吸症候群は歯ぎしりの原因として特に注意が必要なもののひとつとして注目されています。
また、何らかの原因で口呼吸が習慣になっているお子さんも注意が必要です。口呼吸をしていると気道が狭くなりやすく、睡眠時無呼吸症を引き起こすリスクが高まります。結果的に、睡眠の質が下がって歯ぎしりにつながることもあります。
そのほか、寝る直前までスマートフォンやテレビを見ていたり、部屋の照明が明るかったりする環境も、眠りを浅くする原因になります。
こどもの歯ぎしりで歯医者への受診が必要なケース
お子さんの歯ぎしりは、成長過程の一環として見守ることが多いですが、永久歯に生え変わった後でも歯ぎしりが長期間続いたり、痛みがあったりするなど、以下のような症状が見られる場合は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。
- ●歯のすり減りや欠けが大きくて痛みがある
- ●歯にぐらつきがある
- ●顎の痛みや違和感がある
- ●永久歯に生え変わってからも歯ぎしりがひどい
早期に適切な対処をすることで、お子さんの歯や顎を守ることができますので、気になる症状があれば迷わずご相談ください。
こどもの歯ぎしりを治す方法や予防策は?
お子さんの歯ぎしりがひどいと歯がすり減ってしまうことがありますが、そんな場合は、歯を守るために「ナイトガード」という、夜間専用のマウスピースを使うことがあります。これを使用することで、歯ぎしりから歯を守り、歯への負担を軽減することができます。
お子さんにぴったり合ったマウスピースなのでフィット感がありますが、成長期のお子さんの場合、顎の成長や歯の生え変わりがあるので、定期的に歯科医院でチェックを受け、必要に応じてマウスピースを作り直していく必要があります。
また、こどもの歯ぎしりが、かみ合わせの問題からきている場合もあります。その場合、矯正治療が必要になることがあります。
成長期のお子さんであれば、顎の発育をうまく活かし、成長をサポートしながら矯正治療を行うことで、永久歯がきれいな位置に生えてくるように導くことができます。
まとめ
お子さんの歯ぎしりは、成長過程でよく見られる現象であり、歯や顎の発育において大切な役割を果たしています。多くの場合、特に心配することはありませんが、原因によっては適切な対策が必要です。
お子さんの歯ぎしりが心配なときには、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。
小児歯科専門のはる歯科クリニックでは、お子さん一人ひとりの成長に合わせた治療を行っており、歯ぎしりによる歯のすり減りや顎への負担がある場合にも、最適な治療法をご提案いたします。
専門的な視点で解決策を一緒に考え、ママやパパの不安をしっかりサポートします!お子さんの歯ぎしりが気になるときは、ぜひ一度はる歯科クリニックにご相談ください。
では
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