顎・お口の発育
口腔機能発達不全症の原因とは?子どものお口の発育を守るために知っておきたいこと
2025.06.17

こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
「うちの子、よく食べこぼしちゃうけど、ちゃんと噛めてるのかな?」
「お口がポカンと開いてることが多いけど、心配ないかな?」
こんなふうにお子さんのお口のことで気になったことはありませんか? それはもしかすると、「口腔機能発達不全症」のサインかもしれません。
ですが、多くの場合、「口腔機能発達不全症」の原因には、普段の食事や生活習慣が関係していることがほとんどなので、早い段階で気づいて適切なサポートをすることで、しっかり成長の軌道に戻すことができます。
今回は、口腔機能発達不全症の原因や、日常生活の中で気をつけるべきことについてお伝えしていきます。
お子さんの健やかな成長をサポートするために、ぜひこの記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、ママさんの疑問や不安を解決していきましょう!
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口腔機能発達不全症とは

口腔機能発達不全症とは、食べる・話す・呼吸するといったお口の機能が十分に発達していない、もしくは正常に機能を習得できていない状態のこと。
そして、その機能獲得の遅れが生じたさまざまな要因に対し、専門的なサポートが必要な状態のことを指します。
本来、お口の機能は成長とともに発達していきますが、発達に遅れが出はじめると、うまく噛めない・食べるのが遅い・発音が不明瞭・口が開きっぱなしなどの症状が現れることがあります。
「成長すれば自然とよくなるのかな?」と思うかもしれませんが、じつはそのままにしておくと、歯並びやかみ合わせ、さらには全身の健康にも影響が出ることも…。
ですが、 お口の機能は、気づいた時点で適切なサポートをすれば、本来の成長の軌道に戻してあげることが期待できます。 これは早ければ早い方が軌道修正しやすいです。
お子さんの 「食べる」「話す」「呼吸する」などのお口の機能に少しでも気になることがあれば、お口の発育に力を入れている当院へお気軽にご相談ください!
口腔機能発達不全症の原因

妊娠中の母親の体調や、早産・低出生体重で生まれたお子さん、先天性な疾患があるなど、遺伝的な要因が口腔機能発達不全症のリスクを高めることもありますが、その多くは普段の何気ない習慣や食生活が影響していることが多いです。
では、主にどんなことが影響しているのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
何気ない癖や生活習慣
長期間にわたるお子さんの指しゃぶりや、舌で歯を押す癖、口がポカンと開いたままになっている状態など、日常的に続けていると、歯並びやお口の筋肉、顎の発達などに影響を与えることがあります。
たとえば、指しゃぶりが長く続くと、前歯が押し出されて歯並びが乱れたり、指が舌の動きを妨げることで、舌の正しい使い方が身につかず、発音が不明瞭になったりすることも…。
また、口呼吸が習慣化すると、口周りの筋肉が十分に発達せず、唇をしっかり閉じる力が弱くなったり、舌の位置が下がって顎の成長を妨げることもあります。
「ちょっとした癖だから大丈夫」と放っておくと、成長するにつれて歯並びやかみ合わせに影響が出ることもあるため、早めにチェックし、対策を取ることが大切です。
遊び方がお口の成長に影響することも
「気づいたら、うちの子、外遊びよりもお家でゲームや動画を見る時間が増えてるかも…」そんなふうに感じたことはありませんか?
昔は公園で走り回ったり、鬼ごっこや縄跳びをしたりと、全身を使う遊びが当たり前でしたよね!でも、今はタブレットやスマホ、ゲームなど、座ったままできる遊びが増えています。
じつは、こうした遊び方の変化が、お口の成長にも影響を与えることがあるんです。
というのも、全身の筋肉とお口の機能はつながっているからです。
たとえば、スマホやゲームばかりで遊び、外遊びの時間が減ると…
体幹が弱くなる
↓
姿勢が崩れやすくなり、口周りの筋肉が発達しにくい
↓
口がポカンと開きやすくなる
↓
歯並びが悪くなる・顎の成長を妨げる
↓
しっかり噛む力が育ちにくい
などといった悪循環に…。
そのため、お口の成長には、体やお口をたくさん動かす遊びも大切です。
🔶体幹を鍛える遊び
・雑巾がけ
・バランスボール遊び
・だるまさんがころんだ
・縄跳び
・ボール蹴り など
🔶お口周り筋力アップの遊び
・シャボン玉を吹く
・吹き戻し
・風船を膨らます
・顔じゃんけん
・ガラガラ・ぶくぶくうがいの練習 など
上記のようなお子さんが楽しく遊びながら、お口の機能も育つような工夫を、ぜひ日常の中に取り入れてみてくださいね!
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やわらかくて食べやすいものが多い食生活
最近の食事は、昔と比べてやわらかく、食べやすいものが増えていますよね。忙しい毎日、子どもがパクッと食べてくれると助かるし、「しっかり食べてくれるならいいかな」と思うこともあるのではないでしょうか?
ですが、噛む回数が少ないと、お口の周りの筋肉や顎が十分に発達しにくくなることがあるんです。
「食べるのが遅いな…」「噛まずにゴクっと飲み込んでる?」と感じることが増えたら、それは口の周りの筋肉が弱いサインかもしれません。
お子さんの「噛む力」は、毎日の食事で少しずつ育っていきます。この機会に、食事の内容を見直してみることも大切です。そして、しっかり噛めるお口を育てるには、食事そのものだけでなく、食べる環境も重要です。
噛む力を育てる食べ物や、食事の環境づくりについては、ぜひ下記の記事も一緒にご覧になってくださいね!
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口腔機能発達不全症の対象年齢・診断基準は?

口腔機能発達不全症は、0歳〜18歳未満の子どもが対象とされています。
この症状は、特に乳幼児期の食事習慣や日常的な生活習慣が影響していることが多いため、お子さんの口の発達について早いうちから意識することがとても大切です。
診断のポイントは、食べる・話す・呼吸するといったお口の基本的な機能が、年齢に応じてしっかりと発達しているかどうかです。
これらの機能がうまく育っていない場合は、口腔機能発達不全症の疑いがあると診断され、機能訓練の指導、生活指導などの管理が必要になります。
診断方法や治療方法、トレーニング方法について詳しくは、ぜひ下記の記事も参考にしてください。
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まとめ

お子さんのお口の発育に関して、少しでも気になることがあれば、早めにチェックすることが大切です。放置しておくと、将来の歯並びやかみ合わせに影響を及ぼすことがあるためです。
ですが、普段の食事や生活習慣の見直しや、専門的なサポートを受けることで、お口の機能を正しく発達させ、早期のサポートでしっかり軌道修正できることが可能です。「うちの子、大丈夫かな?」と感じたその瞬間が、最適なタイミングです。
0歳の赤ちゃんから通える小児歯科のはる歯科クリニックでは、お子さんのお口の発育をしっかりサポートを行っています。もし、発育に遅れが見られた場合でも、お子さん一人ひとりの成長に合わせた指導やトレーニングなどを行い、正しい発育を促進します。
お子さんの健やかな成長を全力でサポートし、ママさんたちの不安や疑問にも丁寧に対応いたしますので、安心してお任せください。
お子さんの発育を守るために、ぜひお気軽に当院へご相談ください!

では
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