こんにちは！

神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。

他の子はもうグラグラして乳歯が抜けたのに、なぜうちの子だけなかなか乳歯が生えてこないの？と不安になっている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか？

歯の生え変わりの時期は長ければ1～2年ほどの個人差が出ることもあるので、多くの場合は問題はないです。

しかしながら、お子さんによっては乳歯が抜けずに残ったまま永久歯が横から生えてきたり、そもそも次に生えてくる永久歯が無いことが原因だったりすることもあるため、注意が必要です。

今回は、乳歯がなかなか抜けない原因や、抜けない場合はどうしたらいいのかなどについてお話していきます。

お子さんの乳歯がなかなか抜けないと悩んでいる親御さんは、ぜひ本記事をご覧いただき、小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に、ママさんの疑問や不安を解決していきましょう！

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なぜうちの子の乳歯はまだ抜けない？考えられる5つの原因

永久歯は成長とともに大きくなると、乳歯の根っこを少しずつ溶かしはじめます。乳歯の根っこが溶けて短くなってくると自然にグラグラして抜け落ち、その乳歯が抜けたところから永久歯が萌出します。

これが、本来の生え変わりの流れです。しかしながら、何らかの理由で乳歯が抜けずに残ってしまうこともあります。

ここでは、乳歯がなかなか生えてこない場合に考えられる5つの原因についてお話していきます。

①永久歯の成長が遅れている

永久歯の成長が遅れていることで、乳歯がなかなか抜けないことがあります。

身体の成長がお子さんによって異なるように、永久歯の成長速度もそれぞれです。永久歯は乳歯の真下で成長するにつれて真上にある乳歯の根っこを徐々に溶かしていくため、永久歯の成長速度が遅い場合は当然ながら乳歯が抜ける時期も遅くなります。

乳歯から永久歯への生え変わりには個人差があるので、ほとんどの場合は問題がないことが多いです。

乳歯の生え変わりの時期の目安を知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。

\　詳しくは、こちらの記事もチェック！　/

乳歯が抜ける順番や生え変わり時期の目安は？よくある質問もチェック

②永久歯がずれて生えている

永久歯は、乳歯と比べてサイズが大きいです。

そのため、お子さんの顎が小さく永久歯が並ぶ十分なスペースがない場合に、乳歯の下から大きな永久歯が萌出しにくいケースがあり、ずれた位置（抵抗なく生えやすい位置）から永久歯が生えてくることがあります。

そうすると永久歯が乳歯の根っこを溶かせないため、乳歯が抜けないまま残ってしまうことがあります。

永久歯が少しずれて生えてきていても、乳歯がグラグラしているなら乳歯が抜ける可能性はありますが、全くグラグラしていない状態であれば、永久歯の萌出を邪魔したり、歯並びにも悪影響を及ぼしたりする可能性があります。

③先天性欠如

お子さんによっては先天的に永久歯が作られない「先天性欠如」によって、乳歯が抜けないケースもあります。

先程もお話ししたように、永久歯が乳歯の根っこを溶かすことで乳歯は抜けるため、そもそも永久歯がない（生えてこない）場合は、どれだけ期間を待ったとしても乳歯が抜けることはありません。

この先天性欠如は、2010年の日本小児歯科学会の調査によると、およそ10人に1人の割合で永久歯が作られていない子どもがいると報告されています。

④永久歯が顎の骨に埋まって出てこない

顎の骨の中に埋まったまま生えてこない歯のことを「埋伏歯」といいますが、永久歯が埋まったままの状態では乳歯の根っこを溶かすことができず、これにより乳歯が抜けないといったケースもあります。

⑤乳歯が同士がくっついている

隣同士の歯がくっついている状態の歯を「癒合歯」といいます。

もし、乳歯同士がくっついてしまっていると、たとえ乳歯の真下から永久歯が正常に生えてきていても、乳歯の根っこの吸収がうまく進まずに乳歯が抜けずに残ってしまうことがあります。

抜けない乳歯はどうしたらいい？放置しても大丈夫？

乳歯がなかなか抜けない原因はさまざまで、お子さんの個人差によるものや、そもそも永久が生えてこないケースもあります。

多くの場合は乳歯は自然に抜けていきますが、原因によっては抜けない乳歯をそのままにすることで歯並びに悪影響を及ぼすこともあります。

そのため、疑問やご心配なことなどがあれば、ぜひ一度小児歯科のはる歯科クリニックへご相談ください！

お口の中から見ても判断ができないことも、歯科医院でレントゲン写真を撮ることで、お子さんの乳歯や永久歯がどのような状態なのかをしっかり確認できます。

早めに歯科医院で診てもらっておくことで、早い段階でお子さん一人ひとりの原因に沿った治療計画を立てて対策することが可能です。

まとめ

お子さんの乳歯がなかなか抜けなくて心配されている親御さんは、一度歯科医院でレントゲン撮影による検査を行ってもらいましょう。

先天性欠如や永久歯が埋まっている場合なども、レントゲン撮影をすることで状態を確認することが可能です。早めに原因を診断してもらい対策をしておくことで、トラブルが起きるのを未然に防ぐことにつながります。

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