お口の知識
口呼吸による7つのデメリットに要注意!歯並びにも悪影響があるって本当?
2023.11.07
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
突然ですが、お子さんに下記のような症状はないですか?
- ☑風邪を引きやすい
- ☑唇にしまりがなく、いつも口がポカンと開いている
- ☑いびきをかく
- ☑鼻がよくつまっている
- ☑食事中にペチャペチャ音を立てている
- ☑しっかり睡眠時間をとっているのに、朝から疲れている
これらは、口呼吸に関連する症状のほんの一例で、もしこの中だけでもお子さんに複数当てはまるものがあれば、もしかするとお子さんは口呼吸をしているかもしれません。
じつは、口呼吸をしているとさまざまなデメリットがあります。
デメリットの中には、歯並びの悪化をはじめ、お子さんの成長までも阻害してしまうものもあるので、もしお子さんに口呼吸がある場合は、早めの対策をしてあげることが大切です。
本記事では、口呼吸によって起こりうる主な7つのデメリットについて解説しています。
このデメリットについて詳しく知りたいという親御さんは、こちらの記事を確認し、ぜひ小児歯科のはる歯科クリニックと一緒に疑問を解消していきましょう!
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口呼吸の7つのデメリットって?
人は本来、鼻で呼吸を行うものなのですが、何らかの理由によって口呼吸になってしまうことがあります。
もし口呼吸になってしまうと、さまざまなデメリットを引き起こしてしまうため注意が必要です。
まずは、口呼吸による主な7つのデメリットには、どのようなものがあるのか確認していきましょう!
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1. 虫歯・歯周病(歯肉炎)・口臭
常に口呼吸をしていると、お口の中は乾燥した状態となり、虫歯・歯周病(歯肉炎)、口臭のリスクが高まります。
これは、普段お口の中を潤している「唾液」には、汚れを洗い流したり、抗菌作用があったりなど、お口の環境を健康に保つための複数の作用をもっているからです。
もし、唾液が少なくなれば、口内の細菌が繁殖しやすくなってしまうため、虫歯・歯周病をはじめ、口臭のリスクも高まります。
2. 顎関節症のリスク
本来の舌の正しい位置は、舌が上顎にぴったりくっついた状態ですが、口呼吸で常に口が開いている状態だと、舌が下方に下がった状態になってしまいます。(*上記イラストは正しい舌の位置のイメージです)
上顎の成長を促すためには、この舌で上顎を押し上げる力が必要なのですが、舌が下がることで上顎の成長が促されずに、上下の顎の成長バランスが崩れてしまうのです。
上下の顎にズレができてしまうと、歯が正しい位置で噛み合わなくなり、偏った部分だけに強い圧力がかかりやすくなってしまいます。
そうなると、お口まわりの筋肉も常に緊張状態になってしまうため、顎関節症を招いてしまう可能性があります。
3. 顔が変わる(面長な顔になる)リスク
口呼吸をしていると、顔が変わる(面長な顔になる)リスクもあります。
なぜなら、鼻で呼吸をしていれば鼻腔・副鼻腔などの鼻の空洞に、空気抵抗や圧力がかかるため、鼻のまわりの骨や頬の骨が前方へと成長していくのですが、常に口呼吸をしている状態だと、重力によって骨が前にはなく下方向に成長して、下に長いお顔(面長)になってしまう可能性があるからです。
上記の図にあるように、緑色の上顎の骨部分には上の歯が生えていて、本来であれば鼻呼吸をすることで骨が前方へと成長していきます。
しかしながら、口呼吸で骨が下方に大きく成長してしまうと、笑った時に歯茎がたくさん見え過ぎてしまう「ガミースマイル」になってしまうリスクもあります。
この骨の下方への成長は、成長してしまった後には戻りません。
お子さんのお口がポカンと開いていて口呼吸としているなら、一刻も早く、骨の下方への成長を止めてあげる必要があります。
4. 歯並びが悪くなるリスク
口呼吸で常に口が開いている状態だと、歯並びが悪くなるリスクもあります。
これは、ポカンと開いた口の状態では顎の成長を促せず、歯がきれいに並ぶためのスペースの確保が難しくなるためです。
また、顎の成長に加えて歯をきれいな並びに整えるためには、「唇の力」「舌の力」「頬の力」による圧力のバランスが保たれていることも大切です。
口呼吸だと舌が下がり、お口まわりの筋肉も衰えてくるため、バランスが取れずに歯並びが悪くなってしまうリスクがあります。
5. 風邪やウイルス感染しやすい
通常、鼻呼吸だと、鼻毛や鼻の中の粘膜がフィルターの役割をして、ウイルスが体内に入ってくるのを防ぎます。
しかし、口呼吸で口が開いたままの状態だと、外気に含まれる病気の原因となるウイルスが、何のフィルターもなしに口内に侵入してしまいます。
つまり、ウイルスにとっては、自由に入り放題の入り口のようなもので、風邪やウイルス感染を引き起こす原因となってしまいます。
さらに、口から外気が入り放題のこの状態は、アトピーや花粉症、喘息なども引き起こすリスクもあります。
6. 睡眠時無呼吸症候群による成長障害・いびき・おねしょのリスク
口を開けて寝ていると、眠ているときに舌が喉の奥に落ち込んで、気道を狭くしたり塞いだりしてしまうことがあります。
気道が狭くなると、いびきや、呼吸障害、睡眠時無呼吸症候群などを引き起こす可能性があります。
舌が喉を塞いだり、気道が狭くなった状態では、身体に充分に酸素を送れなくなって、正しい睡眠が取れません。
正しい睡眠が取れなければ、本来睡眠時に分泌されるはずの「成長ホルモン」「抗利尿ホルモン」の分泌が弱くなるため、成長障害や、おねしょ(夜尿症)を引き起こしてしまうこともあります。
\ こちらにも注意! /
さらに、質の良い睡眠がとれない状態が続いてしまうと、日中ボーっとしたり、注意欠陥多動性障害(ADHD)と似たような、注意力散漫・学習能力低下などの症状も認められたりすることもあります。
7. ほうれい線や口元のたるみのリスク
お口がポカンと開いている口呼吸の状態では、お口まわりの筋肉が緩んでしまい、口元がたるみ、皮膚なども緩んで、ほうれい線やシワなどの原因になることもあります。
また、舌の筋肉も緩んでくると、顎の下にある舌を支える筋肉がたるんで、二重顎の原因にもなってしまいます。
まとめ
口呼吸をしていると、さまざまなデメリット・リスクがあります。
もし、お子さんが普段からお口をポカンと開けているようなら、お子さんに悪影響が出始める前に、早めに対策をしてあげる必要があります。
当院では、お子さんの口呼吸をはじめ、舌や飲み込みの悪い癖などを改善することで、顎を正常に成長させて、お子さんの歯や身体の健康をサポートすることはもちろん、お子さんのかっこいい顔・かわいい顔までしっかり守るサポートをしています。
とくに骨の成長は、成長が終わった後には戻せないため、口呼吸のリスクがありそうだなと感じている親御さんは、まずはぜひ一度はる歯科クリニックへお気軽にご相談くださいね!
では
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