HARU’s KITCHEN
管理栄養士が毎日の献立の悩みをレスキュー!時短で栄養満点の『おすすめ献立』を紹介【続き】
2022.04.20
こんにちは!
神奈川県横須賀市林にある、はる歯科クリニックです。
前回に引き続き、はる歯科クリニックで働く管理栄養士が、それぞれの家庭で抱える献立の悩みをどのようにして解決しているのかを、時短で栄養満点の「献立の一例」を交えてご紹介していきたいと思います。
同じ管理栄養士でも、家族構成によって献立の工夫が異なります。今回は、2人目の管理栄養士の食卓の悩みを解決する献立についてご紹介していきます。
また家庭環境や食卓の悩みが違っても、献立で気を付けることにはじつは共通点もあります。こちらについても合わせてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
【管理栄養士2人目】小学生の少食児と偏食児をもつ管理栄養士|品数を増やすと食べ残しが増えるのが悩み
2人目の管理栄養士は、4人暮らし。
家族構成は夫婦と、少食児と偏食児の小学生が2人います。私と夫はなんでも食べられるタイプなので、食事はいつも子どもたちを中心に考えることが多いです。
そんな2人目の管理栄養士の解決したい「家庭の献立の悩み」は、
『品数を増やすと子どもの食べ残しが増える』
ことです。
栄養をたくさん摂って欲しいので品数を増やすのですが、「少食児」だと全ての料理に手を付ける前にお腹がいっぱいになることもありますし、「偏食児」だと嫌いな料理には一切手を付けないこともあります。
そのためどんなに栄養バランスの良い献立を考えても、食べ残される料理が出てくれば、栄養不足が心配になります。
『品数を増やすと食べ残しが増える』の解決策は!『一汁二菜を基本にする』こと
子どもの食べ残しが多い我が家では「一汁三菜」ではなく、あえて思い切って1品減らして「一汁二菜」を基本にしています。
その理由として、どんなに簡単な1品だとしても、食材を切ったり、茹でたり、味付けしたり、盛りつけたり…と多少の手間はかかり、それなのに全く手付かずだと悲しい気持ちになってしまうことや、3品考えるのもちょっと負担に思っていたこともあるからです。
また育ち盛りの子どもには、しっかり栄養をとって欲しいとの想いもあります。料理を残されると食べる食材や栄養に偏りが出てしまうため、品数を減らして確実に食べてもらえる料理のなかに栄養を詰め込みたいとの考えもあります。
そのため「1食につき10以上の食材を使う」というのをイメージして、少ない品数でも栄養がしっかり摂れるような献立を考えるように工夫しています。
少ない品数で栄養満点!実際に食卓に並ぶ献立の具体例
ではイメージしやすいように、少ない品数で栄養満点の献立にするための実際の具体例をご紹介します。
【パターン①】
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【パターン②】
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【パターン③】
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このように、「1食に10以上の食材を使うこと」を意識するだけで、自然と副菜や汁物にも複数の食材を使って、品数は少なくても栄養満点の献立になります。特に汁物には食材を盛り込みやすいので、具をたくさん入れて食べる味噌汁、スープにすることが多いです。
そしてとくにタンパク質をしっかりとって欲しいので、副菜や汁物にも分散させて入れて、あちこちから摂れるように気をつけています。
偏食の子どもへの対策は?「食べ残しても良い」という方針を採用
先程紹介した野菜がたくさん入った「献立の一例」や、「1食に10以上の食材を使うこと」という話を聞いて、「うちの子、野菜は決まった種類しか食べないから無理」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
ですがじつは我が家でも、準備した「一汁二菜」の料理を全部食べてくれる訳ではありません。我が家には偏食児がいるので、小学生になって多少食べられる種類が増えてはきましたが、まだまだ食べられるものは限られていて、苦手なものは残します。
ですがここは「もう割り切るしかない」と考え、どうしても苦手な食材は残して良いという方針にしました。毎日「残さず食べて!」と子どもに言い続けるのもなかなかしんどいものですよね。
我が家では「一汁二菜」と品数を減らしているので、1皿まるまる手付かずってことはないですし、周りの具材に味が移っていたり、スープに出汁が出ているので、何かしら嫌いな食材によって味覚は刺激できているんじゃないかなと思っています。
好きにならなくても、いつかは食べられるようになるといいなと、私が辛くない範囲で地道に出し続けているのが現状です。
Q.常備している食材を教えて!
小学生の少食児と偏食児をもつ我が家で、常備している食材についてもご紹介します。
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最後に
2回に渡って紹介してきた2人の管理栄養士によるこの記事では、実際に管理栄養士はリアルな食卓で献立の悩みをどうやって解決しているの?というところについて詳しく紹介させていただきました。
2人の管理栄養士はそれぞれの家庭環境や、食卓における献立の悩みも異なりました。食事の工夫点にかんしては「品数を多く」と「1品少なくする」でむしろ真逆でしたよね。
ですが振り返ってみると、じつは共通点があるんです。
それは、
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を意識していたことです。
どんなご家庭であろうと、献立の悩みが違っていても、この2つに気をつけるだけでも、かなり食事のバランスは整うと思います。
毎日の食事・献立作りは大変ですよね。ですが、難しく考えすぎなくても大丈夫です!手の込んだものでなくても、案外ちょっとした工夫で解決できることも多いんです。
今回ご紹介した献立や工夫が少しでも、皆さんの食事作りの参考にしてもらえたら嬉しいです。
★前回の記事もチェック!★
2人暮らしで共働きの管理栄養士の時短で栄養満点の『おすすめ献立』を紹介 |
はる小児歯科・矯正歯科クリニック 横須賀
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